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川崎Fが強豪チェルシーを撃破! 中村憲剛絶妙クロスからL・ダミアンが決勝ヘッド

text by 編集部 photo by Getty Images

川崎フロンターレ対チェルシー
川崎フロンターレ対チェルシー【写真:Getty Images】

【川崎フロンターレ 1-0 チェルシー Jリーグワールドチャレンジ2019】

 明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019の川崎フロンターレ対チェルシー戦が19日に横浜の日産スタジアムで行われ、川崎Fが1-0で勝利を収めた。

 イングランドの強豪を迎え撃つ川崎Fはリーグ戦から大きなメンバー変更は行わずほぼベストの布陣。一方のチェルシーは守備陣を中心にレギュラークラスのメンバーを揃えたほか、他クラブへのレンタルから復帰した選手らが先発に名を連ねた。

 最初の大きなチャンスは前半10分、家長昭博のボレーが枠を捉えるがGKの正面に。チェルシーも17分、中央の密集を突破してバチュアイの放ったシュートがわずかにポスト右へ逸れる。

 29分にはチェルシーが高い位置でボールを奪い、ペドロがミドルレンジから狙うもクロスバーの上へ。前半終了間際にはエリア手前からの家長の左足シュートがGKカバジェロの好守に弾き出され、前半は両チーム無得点で折り返した。

 後半開始から両チームともに5人ずつ選手を入れ替え、チェルシーはMFバークリーやFWジルーらを投入。川崎Fは長谷川竜也や知念慶、レアンドロ・ダミアンらがピッチに立つ。

 55分には川崎Fにビッグチャンス。右サイドで受けた知念がゴール前に絶妙なクロスを送り、L・ダミアンがニアポストに飛び込んだが、強烈なダイビングヘッドはわずかに右ポスト外側へ外れた。

 デビュー戦となる新戦力プリシッチらも交代で投入したチェルシーは徐々に圧力を強め、先制点をうかがう。だがFKから枠を捉えたジルーのシュートを交代出場のGK新井章太が弾き出すなど、川崎Fもゴールを割らせない。

 苦しい時間を耐え抜いた川崎Fは、中村憲剛を投入したあと立て続けに決定機を迎える。85分、馬渡和彰のクロスに合わせたL・ダミアンのヘッドは惜しくもクロスバーに。その後の流れから山村和也が放ったシュートは惜しくもカバジェロの好守に阻まれる。

 そのプレーで得たCKから、エリア内左にこぼれたボールを拾った中村は 絶妙な浮き球クロスをファーポストへ。フリーで合わせたL・ダミアンがヘディングで叩き込み、川崎Fが先制ゴールを奪う。この1点が決勝点となり、Jリーグ王者が世界の強豪を撃破した。

【得点者】
86分 1-0 レアンドロ・ダミアン(川崎F)

【了】

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