大迫敬介、19歳で代表デビューも広島で失った出場機会。今こそ若き守護神最大の強みが試される【コパ・アメリカに挑んだ若き日本代表の今(4)】

コパ・アメリカ2019(南米選手権)で、GK大迫敬介は19歳にして代表デビューを果たした。しかし大会後の大迫は、所属するサンフレッチェ広島で出場機会を得ることができていない。それでも、川島永嗣にその潜在能力を評価される若き守護神はクラブでの出場機会を狙いながら、代表定着への決意を強固にしている(取材・文:元川悦子)

2019年07月24日(Wed)10時00分配信

シリーズ:コパ・アメリカに挑んだ若き日本代表の今
text by 元川悦子 photo Getty Images
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コパ・アメリカ後に失った出場機会

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コパ・アメリカ初戦のチリ戦で、大迫敬介は日本代表デビューを飾った【写真:Getty Images】

「(大迫敬介と松本泰志が出ていない理由?)一言で言えばコンディション。彼らはコパ・アメリカ(南米選手権)で大きな経験をしてきたと思いますけど、我々もACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)を含めていろんな経験をしてきた。代表と言えどもポジションを取るのは簡単じゃない。そういうことです」

 サンフレッチェ広島の城福浩監督が19日の松本山雅戦後に語気を強めた通り、コパ・アメリカ参戦組の2人は帰国後、出場機会をコンスタントに得られていない。

 とりわけ、19歳の若き守護神・大迫はチリ戦に抜擢されるほど、日本代表の森保一監督からも認められている逸材だが、直近のJ1では2試合連続でベンチ。コパ期間を含めると5試合出場から遠ざかっている。林卓人、中林洋次ら年長GKとのポジション争いはやはり熾烈で、その壁を破るのに苦労している様子だ。

「(代表から)帰ってきてポジションがあるとは思ってなかったですし、出られない間に(林)卓人さんだったり他のGKも準備していた。そう簡単に奪えるポジションではないですし、GKのレベルも高いので、ひたすら日々の練習からアピールするしかないと思います」と本人は神妙な面持ちで言う。

 それでも、「1回挫折して、『また代表に戻るんだ』って強い思いを忘れずにずっとやり続けることがと大切」と言うほど、本人はどこまでもポジティブだ。広島の関係者も「あいつはどんな時も下を向かずにやれる選手」と話すくらい、メンタル的に打たれ強いところがある。それが大迫敬介の最大の強みと言っていい。

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