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10人の磐田がラストプレーで同点PK。最下位からの反撃へ意地見せる

text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ
ガンバ大阪とジュビロ磐田はドロー【写真:Getty Images】

【ガンバ大阪 1-1 ジュビロ磐田 J1第23節】

 明治安田生命J1リーグ第23節のガンバ大阪対ジュビロ磐田戦が18日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

 最下位に沈む磐田は、鈴木秀人前監督が就任わずか1ヶ月半で15日に退任。小林稔ヘッドコーチが暫定的に指揮を執り、3連敗のストップと最下位脱出を目指す。新加入のDFファビオは先発で古巣相手のデビューとなった。

 だが開始15分、磐田はいきなり窮地に追い込まれてしまう。新戦力のFWルキアンが1枚イエローカードを受けた直後のプレーでDFと交錯したあと、観客席へ大きくボールを蹴り出して2枚目のイエロー。磐田は残り約75分を10人で戦わなければならなくなった。

 数的優位に立ったG大阪は前半終了間際の44分に先制。小野瀬康介がエリア手前右側から左足で曲げたボールをゴール前に入れると、飛び込んだ宇佐美貴史は届かなかったが、ボールはそのままゴールに収まった。

 磐田も後半に諦めない反撃の姿勢を見せ、交代出場のアダイウトンらがゴールに迫る形もあったが同点はならず。G大阪は81分、相手エリア内での細かいパスワークから最後は宇佐美が決定的なシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを叩いて追加点は奪えなかった。

 そのままG大阪が勝利を収めるかに見えた94分、最後の攻撃を仕掛ける磐田は中山仁斗がエリア中央で倒されてPKを獲得。これを中山が自ら成功させ、ラストプレーとなったキックで追いついてドローに持ち込んだ。

 G大阪はこれで4試合連続のドロー。磐田は連敗を3でストップし、依然として状況は厳しいが浮上に向けた意地を見せた形となった。

【得点者】
44分 1-0 小野瀬康介(G大阪)
90+5分 1-1 中山仁斗(磐田)

【了】

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