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浦和、敵地でのドローでACL4強進出へ前進。2点先行もフッキにPK2発許す

text by 編集部 photo by Getty Images

槙野智章
浦和レッズの槙野智章【写真:Getty Images】

【上海上港 2-2 浦和レッズ ACL準々決勝1stレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝1stレグの上海上港対浦和レッズ戦が現地時間27日に行われ、2-2の引き分けに終わった。

 ACLでお馴染みのFWフッキやMFオスカルに加えて、プレミアリーグなどでの経験豊富なオーストリア代表FWアルナウトビッチもチームに加えた上海上港。豪華外国人を擁する中国の強豪に対し、浦和は敵地で最高のスタートを切ることに成功した。

 前半3分、相手陣内左サイドでFKを獲得した浦和は長澤和輝がゴール前へ浮き球を入れる。槙野智章と競り合ったGKはボールをキャッチしきれず、こぼれたボールを槙野が押し込んで浦和がいきなりの先制点を奪った。

 反撃を試みる上海上港に対し、30分にはカウンターから浦和が追加点。またも長澤からのロングボールで興梠慎三が前線に抜け出し、右足で合わせてGKを破った。ACL日本人最多得点記録をさらに更新する今大会6点目で、浦和がリードを2点に広げる。

 アウェイで2点先行と完璧な前半を演じた浦和だが、後半には上海上港が反撃に転じる。49分にはオスカルがエリア内でマウリシオに倒されてPKを獲得。これをフッキがゴール左に突き刺して1点を返した。

 直後にもフッキのシュートが左ポストを叩き、あわや同点という決定機に。攻撃の圧力を強める上海上港は71分、マウリシオのハンドにより2本目のPKを獲得し、再びフッキが豪快に蹴り込んでスコアを同点に戻した。

 ファブリシオのミドルや興梠のシュートなどで勝ち越しゴールのチャンスもあった浦和だが、そのまま2-2で終了。2点差から追いつかれて勝利は逃したとはいえ、アウェイゴール2点を奪ってのドローという有利なスコアで折り返している。なお上海上港はフッキ、浦和はマウリシオが累積2枚目のイエローカードを受けており、浦和ホームの2ndレグでは出場停止となる。

【得点者】
3分 0-1 槙野智章(浦和)
30分 0-2 興梠慎三(浦和)
49分 1-2 フッキ(上海上港)
71分 2-2 フッキ(上海上港)

【了】

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