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森保監督、久保建英に手応え。「チームとしてオプションになるプレー見せた」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

久保建英
日本代表の久保建英【写真:田中伸弥】

【日本 2-0 パラグアイ キリンチャレンジカップ2019】

 キリンチャレンジカップ2019の日本代表対パラグアイ代表戦が5日に行われ、日本が2-0で勝利を収めた。森保一監督は試合後の会見でMF久保建英についての評価を語った。

 国内外で大きな注目を集める久保はこの試合ベンチスタート。後半開始からの交代出場でピッチに送り出されると積極的に攻撃に関与し、クロスバーを叩く決定的シュートを含めて何度かゴールを脅かしていた。

 代表デビューを飾った6月のエルサルバドル戦では後半半ばから約23分間のプレーだったが、この日は45分間プレー。「6月のキリンチャレンジカップ、そしてコパ・アメリカの戦いで彼が見せてくれたパフォーマンスを評価して、今日は6月よりも長い時間プレーしてもらいました」と指揮官は起用時間の増加について説明している。

 その6月には中央のポジションでプレーすることが多かったが、今回は主に右サイドでのプレーとなった。「攻撃では起点になり、個で仕掛ける良いものが出ていたと思いますし、周りをうまく使うこともできていたので、チームとしてオプションのひとつになるプレーを見せてくれたと思います」と監督は久保のプレーに手応えを感じた様子を見せた。

 守備の部分では「まだまだ強さは足りない」としながらも、「今日は果敢にチャレンジしていました」と姿勢を評価。「攻守で考えた時は、まだまだチームの戦い方をより具現化できるようにトライしてほしいと思います」とさらなる総合力の向上を求めている。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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