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タジキスタン監督「驚いてもらえるような試合を」。日本代表は「世界レベル」、下剋上へ意欲満々

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

ウスモン・トシェフ
タジキスタン代表のウスモン・トシェフ監督【写真:舩木渉】

 タジキスタン代表のウスモン・トシェフ監督は14日、翌日の2022年カタールワールドカップアジア2次予選・日本戦に向けた記者会見に臨んだ。

「今回の相手、日本代表は世界レベルのチームなので、明日の試合はサポーターの皆さんに驚いてもらえるようないい試合をしたい」

 トシェフ監督は会見の中で「驚かせたい」という言葉を何度も繰り返した。「タジキスタン代表として勝利を目指したい。チームとしてもみんな勝利を目指していると思う」とも語り、ホームで格上相手に下剋上を狙っているようだ。

 同じグループ内では日本代表がモンゴル代表に6-0で勝利し、キルギス代表はミャンマー代表に7-0の大勝を収めた。そういった大差のつく試合が多く生まれていることについて尋ねられるも、タジキスタンの指揮官は「勝利のためには1点でいい。6点も7点もいらない」と語り、手堅い戦いで日本撃破に挑む構えを見せた。

「日本はサッカーだけではなく、文化的にも人間としてもレベルが高いので、今回の試合でしっかり戦って、経験して、粘り強く戦いたい」

 首都ドゥシャンベ市内にあるホームスタジアムには、日本戦のために2万人のタジキスタン人が集結するという。トシェフ監督は記者会見の最後に「サポーターがいるからこそ、サッカーは面白い。明日はサポーターに驚いてもらえるように、勝利を目指して頑張りたい」と付け加えた。

 サプライズを起こせるか。タジキスタンは10月の代表ウィーク中に試合を行なっておらず、コンディションも準備も万全。2万人の声援を背に、躍進めざましい中央アジアの雄がサムライブルーの前に立ちはだかる。

(取材・文:舩木渉【タジキスタン】)

【了】

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