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日本代表 4年前

【日本代表スタメン案】南野拓実と鎌田大地の2トップを推す。堂安律、久保建英ら不在の2列目は…キルギス戦のイレブンをFチャン編集部が厳選

日本代表は14日、2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選の第4戦でキルギス代表と対戦する。相手はFIFAランキング97位と格下。日本代表はアウェイでもしっかりと勝ち点3を奪いたいところだ。今回は堂安律や久保建英らが不在となるが、森保ジャパンはどのような戦いを見せるだろうか。

text by 編集部

メンバーに大きな変更はなし

日本代表
フットボールチャンネル編集部が提言するキルギス戦のスターティングメンバー

 日本代表は14日、2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選の第4節でキルギス代表と対戦する。相手はFIFAランキング94位と格下。日本代表としては今回の試合では結果だけでなく内容面もこだわりたいところだ。しかし、キルギス代表はアジア2次予選のグループリーグで日本に次ぐ2位につけており、首位の座を狙っている。アウェイでの一戦ということもあり、当然ながら油断は禁物である。

 森保一監督はそんなキルギス代表戦に向けて、6日にメンバー23人を発表している。メンバーはこれまでの2次予選などから大きな変化はなかったが、MF堂安律やMF久保建英、DF板倉滉らがU-22日本代表メンバーに選出されたため、A代表には名を連ねていない。代わりにDF佐々木翔やMF山口蛍、FW鈴木武蔵ら国内組の選手が代表復帰を果たすことになった。

 ただ、スタメンはこれまでと大きな変化はないはず。海外組中心で挑むことになるだろう。今回はそうした点を踏まえ、スタメン案を組んでいきたい。

 GKにはシュミット・ダニエルを推す。これまでの2次予選ではGK権田修一が正守護神を担ってきたが、権田は19日に行われるベネズエラ代表戦との親善試合のメンバーにも招集されており、キルギス代表戦で起用する可能性はあまり高くないのではないか。シュミットは権田より序列で下回っているとも言い難く、実力は十分。劣悪なピッチの中でより足下の安定感が求められるが、そうした点もうまくカバーできるはずだ。

 最終ラインの4枚は鉄板。左から長友佑都、吉田麻也、植田直通、酒井宏樹を推したい。DF安西幸輝やDF畠中槙之輔ら若手選手もメンバー入りを果たしているが、森保監督がこの一戦でここに大きな変化を加えてくることは考えにくい。キルギス代表とのアウェイ戦では守備に回る時間こそ少なくなる可能性が高いが、安定性を求める意味でもこの4枚を推さない理由はないのではないか。

堂安、久保ら不在の2列目は…

 中盤の底2枚にはMF柴崎岳とMF遠藤航。前者は森保ジャパンの中でコンスタントに出場機会を得ているものの、好パフォーマンスを維持できていいない。所属するデポルティーボ・ラ・コルーニャでも不調に陥っている。ただ、現在の日本代表に同選手の代わりとなる存在が台頭してきていないのも事実。代えの効かない選手になってしまっているのが現状だ。スタメンに推すというよりも、起用せざるを得ないといった表現が正しいか。

 遠藤は先月のモンゴル代表戦で久しぶりの代表戦出場を果たしたが、攻守で安定感あるパフォーマンスを披露。セットプレーからゴールも記録している。柴崎とのコンビに問題はなさそうで、引き続きキルギス代表戦でも見てみたいところだ。

 2列目の左にはMF中島翔哉を、そして堂安や久保らが不在となる右にはMF伊東純也でどうだろうか。中島はこれまでの試合でもスタメン出場を果たしており、ドリブルでの積極的な仕掛けや果敢にシュートを放つなど攻撃陣を牽引してきた。やや単調なリズムになってしまうこともあるが、やはり自陣に引いてくるであろうチームにはそうした動きや狙いも効果的になる。ゴールやアシストなど目に見える結果も残したいところだ。

 そして伊東は抜群のスピードと精度の高いクロスでサイドを起点に違いを生みだすことができる選手だ。先月のモンゴル代表戦では3アシストを記録し、6-0大勝に大きく貢献。堂安や久保らを脅かすほどの活躍を見せた。今回のキルギス代表戦でも、そうした持ち味は活きるはずだ。再び右サイドで躍動する姿を見たい。

 そして最前線にはMF南野拓実とFW鎌田大地を推す。前者は現在の森保ジャパンで最大の得点源として活躍しており、所属するザルツブルクでも好調を維持しているなど代えの効かない存在だ。シュートの技術は極めて高く、ボックス内での嗅覚も抜群。味方を生かす上手さも目立つなど、最前線で様々なことを果たす選手だ。

 鎌田も典型的なCFというタイプではないが、味方を生かしてチャンスメイクする能力は非常に高い。先月のモンゴル代表戦では代表初ゴールも記録するなど勢いは十分。こちらも再び見てみたい選手だ。

 南野と鎌田は前線に張り続けるのではなく、中盤まで下りてゲームの組み立てに関与するなど流動的に動き、キルギス代表の守備陣をかく乱してほしいところ。FW大迫勇也という絶対的な存在が不在の中で、彼らが力を示す必要がある。

【了】

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