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中国メディア、敗戦に落胆。「実力差あった」「21年未勝利」「未来もない」【E-1サッカー選手権】

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

日本代表
日本代表が中国代表に勝利【写真:田中伸弥】

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【日本 2-1 中国 EAFF E-1サッカー選手権】

 EAFF E-1サッカー選手権・韓国大会の日本代表対中国代表戦が10日に行われ、日本が2-1で勝利を収めた。中国メディアは日本に力の差を見せつけられたことや、長年にわたって未勝利期間が続いていることを嘆いている。

 試合は前半29分に鈴木武蔵のゴールで日本が先制し、前半を1点リードで折り返す。70分にはCKに合わせた三浦弦太のゴールで日本がリードを広げたあと、終盤に反撃に転じた中国は90分に1点を返したが、日本は追いつかれることなく逃げ切りに成功した。

 中国『新浪体育』は、「双方の実力には開きがあった」と日本戦の敗戦について報道。「個人能力から技術に至るまで全面的に遅れを取っており、人々を落胆させた」と悲観的に伝えている。

『東方日報』マカオ版も「中国代表の戦術はきわめて単調だった」と述べている。「観客にとって最も印象に残ったのはジャン・ジーポンの(橋岡大樹の)頭への飛び蹴り」とラフプレーにも言及した。

 中国代表は日本代表に対して1998年以来白星がなく、これで12試合連続で勝利を逃したことになった。「21年間未勝利の悪夢が続く」「呪いを打ち破るのは難しい」と多くのメディアが近年の一方的な戦績にも触れている。

 平均年齢約22歳と若いメンバーで戦った日本代表に対し、約28歳の中国代表が敗れたことも落胆を強めているようだ。「今回敗れただけでなく未来も見えない」「若い日本が技術を用いて中国の年上の選手たちを翻弄していた」と『新浪』は年齢差を強調している。

【了】

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