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なでしこジャパン、韓国との決戦制し優勝!籾木結花が殊勲の決勝PK【E-1サッカー選手権】

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

なでしこジャパン
なでしこジャパンがE-1選手権優勝【写真:田中伸弥】

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【韓国 0-1 日本 EAFF E-1 サッカー選手権】

 EAFF E-1サッカー選手権・韓国大会の第3戦、韓国女子代表対日本女子代表(なでしこジャパン)の試合が17日に行われ、1-0の勝利を収めた日本が大会優勝を飾った。

 なでしこジャパンは今大会初戦でチャイニーズタイペイを9-0、第2戦で中国を3-0で下して2戦2勝。ここまで1勝1分けの地元韓国と直接対決で優勝を争う状況となり、引き分け以上が優勝の条件だった。

 だが決戦を前にして、ここまで2試合5得点のエースFW岩渕真奈と、中国戦で2点に絡んだMF長谷川唯が負傷で離脱するという痛手に見舞われた。中国戦からは先発メンバーを4人入れ替え、前線には田中美南と池尻茉由が入る。

 引き分けでも優勝できる日本だが勝利を目指して戦う姿勢を見せ、前半はボールポゼッションで韓国を圧倒。だがなかなか完全な形で崩し切るには至らず、何度かあったシュートチャンスも精度を欠いて前半を無得点で折り返した。

 後半開始から日本は池尻に代えて小林里歌子を投入。だが後半立ち上がりには韓国に主導権を握られ、ゴールに迫られる形も作られてしまう。57分にはミスによる危険なボールロストから決定的なピンチも招いた。

 その後落ち着きを取り戻した日本は再びボールを支配し、相手陣内でのプレーが続く。ゴールを奪えないながらも粘り強く攻撃を繰り出した結果、86分には籾木結花のシュートが韓国DFの腕に当たりPKを獲得。プレッシャーのかかる場面で籾木が自らこのシュートを沈め、大きく優勝を引き寄せる先制点を奪った。

 そのまま1-0で勝利を収めたなでしこジャパンは3戦3勝で文句無しの優勝。4大会ぶり3度目の東アジア女王に輝いた。

【得点者】
88分 0-1 籾木結花(日本)

【了】

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