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東京五輪 4年前

日本代表どこよりも早い採点、森保一監督まとめ(終)。AFC U-23選手権で屈辱的最下位…進退が問われる結果に

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 編集部 photo by Getty Images

E-1サッカー選手権・第3節 韓国戦

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EAFF E-1サッカー選手権・韓国戦の日本代表スターティングメンバー

【日本代表 0-1 韓国代表 EAFF E-1サッカー選手権】

 中国代表戦、香港代表戦と連勝を飾った森保ジャパン。そんな同チームが最終戦で激突したのは、同じく2連勝を飾っていた韓国代表だった。

 優勝を懸けた大一番で、森保一監督は中国代表戦とほぼ同じメンバーを起用。初戦でゴールを奪ったFW鈴木武蔵や、怪我でチームから離脱したMF橋本拳人の代わりにMF田中碧を先発に送り出している。

 先制ゴールを奪いたかった日本代表だったが、序盤から球際の競り合いで韓国代表を下回り苦戦。ボールを保持しても相手のプレスにハマり、なかなか全体のラインを前に押し上げることができなかった。

 すると28分、日本代表はMFファン・インボムに得点を許しリードを奪われる。その後も相手の勢いに圧倒された森保ジャパンはほとんどチャンスを演出することができず、停滞に陥った。前半は0-1のまま終了している。

 後半は相手のプレスの強度も落ちたことで、日本代表が攻めに転じる時間帯も増えた。途中出場のMF相馬勇紀は幾度となく縦への突破を図り、MF大島僚太も巧みなゲームメイクを見せる。前半から一転、韓国代表を押し込んだ。

 それでも一点が遠かった。チャンスのほとんとがクロスボールからのものであったにも関わらず、森保監督は長身FWの鈴木を下げ小柄なFW仲川輝人を入れるなど意図がわからない采配を見せ、攻撃はまったく加速せず。ゴール前を固める相手を前に、それを崩し切る策もなかった。

 試合は0-1のまま終了。日本代表はまたも優勝の座を韓国代表に明け渡した。力の差は明らかで、森保監督の采配にも大きな疑問が生じた。迫る東京五輪本大会に向け、不安が残るE-1サッカー選手権の締めくくりとなった。この試合の森保監督の採点は以下の通り。

森保一監督 4.5 後半は韓国の勢いが落ちボールを握る展開も崩し切れず。結局変わったのは選手だけで、明確な形は見えなかった

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