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欧州サッカー、冬の主要移籍まとめ(3)。ユベントスが“逸材”を高額で獲得、マンU最古参も新天地へ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

スペイン代表アタッカー

スソ
【写真:Getty Images】

FW:スソ(スペイン代表)
生年月日:1993年11月19日(26歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/1得点2アシスト(ミラン)
移籍先:ミラン→セビージャ(期限付き移籍)


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 リバプールの下部組織で育ち、その後アルメリア移籍を経てミランへ加入したスペイン代表アタッカー。右サイドからカットインし、相手ゴール前に鋭いクロスを送ってチャンスを演出できる選手であり、ミランでもその持ち味は大きな武器となっていた。また、ボールを巻きながらファーサイドを狙うシュートも破壊力を持っており、ロッソネロでは攻撃の中心を担っていた。

 ジェノアへのレンタル移籍を経験し、ミランに戻って来たのは2016/17シーズンのこと。この年、主力として活躍したスソはリーグ戦35試合で7得点6アシストを記録するなど、チームのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献。昨季もリーグ戦35試合で7得点9アシストの成績を収めるなど、低迷が続くミランにおいて大きく奮闘していた。

 しかし、今季は思わぬ苦戦を強いられる。マルコ・ジャンパオロ監督の下でトップ下の役割を任されたスソだが、なかなか適応できず不発。さらにFWズラタン・イブラヒモビッチ加入によってチームのシステムがそれまでの4-3-3から4-4-2へ変更されると、ステファノ・ピオーリ監督はFWサム・カスティジェホを起用するようになり、出場機会が減少。年明けはリーグ戦で3試合連続ベンチスタートを余儀なくされることもあった。

 そんなスソは先月29日、スペインのセビージャへ移籍することが正式に発表された。契約内容は1年半のレンタル移籍。買い取りオプションが付いており、セビージャが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した場合に、買い取りが義務付けられる模様。なお、その際の移籍金は2000万ユーロ(約24億円)となるようだ。今季、ミランで苦しい時を過ごしたスソだが、後半戦は新天地での巻き返しなるか。

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