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セリエA、7月まで延長なら選手の契約期間が問題に? 吉田麻也やイブラヒモビッチらも

text by 編集部 photo by Getty Images

吉田麻也
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現時点で4月3日までに予定されていた試合の延期が決まっているイタリア・セリエA。再開後の試合日程が7月にまでずれ込むようであれば、各クラブに所属する選手の契約期間が問題となるかもしれない。

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 ウイルス感染が拡大を続けている現状では、4月3日以降にリーグ戦を再開できるかどうかの見通しも不透明。プレーオフ方式などにより試合数を削減する形や、中断時点での成績でリーグを終了する形なども案として提示されている。

 だが各クラブは、そのいずれの案にも応じたくはない考えのようだ。夏に予定されるEURO2020が来年に延期されるという前提に立った上で、リーグ戦終了がたとえ7月にまでずれ込むとしても全日程を消化する意向でクラブが団結していると伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』は伝えた。

 一方『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、セリエAの日程が7月にまで及ぶとすれば各クラブの所属選手の契約期間が問題になる可能性も指摘している。レンタル選手の場合も含め、各クラブと選手の契約は毎年6月30日を満了日としている場合がほとんどなためだ。

 短期契約でミランに加入したFWズラタン・イブラヒモビッチも6月30日までの契約。サンプドリアのDF吉田麻也も、サウサンプトンから6月30日までのレンタルとなっている。他にも6月末で契約の満了する選手は数多く存在しているため、もし7月1日以降にまで試合が行われるとすれば、リーグが特例措置を決定した上で何らかの形で契約に変更を加えることなどが必要になると予想されている。

【了】

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