プレミアリーグの消えた逸材たち。天国から地獄へ…才能を開花させられなかった5人の選手

才能を高く評価されていても、真の意味でスターになれるのはほんのひと握り。若くして華々しいデビューを飾りながら、サッカー界の厳しい競争に晒された末に才能を開花させられないまま転落していった逸材たちは無数にいる。今回は21世紀に表舞台から儚く消えていったイングランド・プレミアリーグ出身の5人の“元逸材”たちを紹介する。

2020年03月30日(Mon)9時57分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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ロナウジーニョ2世と呼ばれて

アンデルソン
【写真:Getty Images】

アンデルソン(元ブラジル代表)

生年月日:1988年4月13日(31歳)
現所属クラブ:現役引退(2019年9月)


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 若き日には“ロナウジーニョ2世”ともてはやされ、2005年のU-17ワールドカップではブラジル代表の準優勝に貢献するとともに大会最優秀選手に輝いた。2006年冬、故郷の名門グレミオからポルトガルのポルトへ移籍し、そのシーズンのリーグ優勝にも貢献する。

 そして2007年夏、サー・アレックス・ファーガソン監督に見初められてマンチェスター・ユナイテッドへの栄転を果たした。移籍とともにA代表デビューも飾り、1年目はユナイテッドのプレミアリーグ優勝とチャンピオンズリーグ(CL)制覇も経験する。まさに順風満帆なキャリアだった。

 ユナイテッドではリーグ優勝を4回、リーグカップもCLもFIFAクラブワールドカップも制した。ところが、いつまでたってもアンデルソンは主力に定着できない。細かい負傷も多く不摂生なのも明らかで、デイビッド・モイーズ政権下の2014年1月にイタリア1部のフィオレンティーナへ期限付き移籍することとなった。

 しかし、イタリアでも浮上のきっかけをつかめず。2015年2月、ついにユナイテッドを退団して母国へ復帰した。移籍先は古巣グレミオの宿敵インテルナシオナルだった。1年目は順調に出場を重ねていたが、2年目も終盤に差し掛かった頃、練習中にチームメイトを殴って一時追放処分を受ける。精神面の未熟さはいつまで経っても改善されなかった。

 結局、2017年はコリチバへ期限付き移籍し、その年の終わりにインテルナシオナルとの契約を解除。その後は約半年の無所属期間を経て、トルコ2部のアダナ・デミスポルと3年契約を締結する。欧州に戻ったが、アンデルソンがかつての姿を取り戻すことはなかった。デミスポル加入から約1年後に退団となり、2019年9月に現役を引退したことが明らに。現在はブラジルに戻って暮らしているようだ。

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