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世界最高のトップ下は誰だ! 攻撃的MF能力値ランキング11位~15位。21歳ウーデゴーが堂々ランクイン!(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:ドイツの若き才能

ユリアン・ブラント
ユリアン・ブラントの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ユリアン・ブラント(ドイツ代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:1996年5月2日(24歳)
市場価格:4000万ユーロ(約58億円)
今季リーグ戦成績:24試合出場/3得点3アシスト ※5月6日時点


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 ロシアワールドカップではレロイ・ザネを「ほんの少しの差」(ヨアヒム・レーブ監督)で上回り、メンバー入りを果たしたドイツの若き才能。今季はレバークーゼンを離れ、ボルシア・ドルトムントでプレーしている。同クラブにおいて絶対的な主力にはなりきっていないが、途中出場からでも流れを変えられる選手であり、切り札的な存在としては申し分ないプレーヤーであると言える。今季リーグ戦成績はここまで3得点3アシストだが、まだまだできる選手であることは確かだ。

 ユリアン・ブラントの特筆すべき能力はやはり「ドリブル」だろう。身長185cmと大柄だが非常に「スピード」があり、それらを活かしたダイナミックな突破で敵陣をズタズタに切り裂くことができる。決して派手なフェイントを使うタイプではないが、緩急の使い方が巧みで、一瞬にして相手を置き去りにすることが可能だ。そして狭いエリアでのプレーも好むなど、細かなタッチを駆使した「ドリブル」もまた魅力的。数値は「86」と高評価になった。

 そしてフリーの味方を見つけ出し、そこを的確に活かすことができる視野の広さも兼備。サイドアタッカーとしても非常に優秀であるが、トップ下として出場した際にはとくにこのあたりの能力の高さが際立つ。実際、昨季はレバークーゼンでリーグ戦14アシストを叩き出している。チャンスメーカーとしても優れているのは、こうした成績を見ても明らかだ。

 ただ、身長185cmの体躯を誇る割には「空中戦」であまり強さを出せず、「フィジカル」も凡庸。そして強烈なミドルシュートは魅力的だが、決定力という面もまだまだ物足りない。このあたりは今後に伸ばしていく必要があると言えるのかもしれない。

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