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世界最高のトップ下は誰だ! 攻撃的MF能力値ランキング16位~20位。日本になじみ深いレフティーとは?(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:バイエルンの新たなピース

フィリッペ・コウチーニョ
フィリッペ・コウチーニョの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:フィリッペ・コウチーニョ(ブラジル代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1992年6月12日(27歳)
市場価格:5600万ユーロ(約67.2億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/8得点6アシスト ※5月6日時点


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「次代のブラジル代表を背負う期待の選手」と若き頃から注目を浴びていたフィリッペ・コウチーニョは、今季よりバイエルン・ミュンヘンに期限付きという形で移籍を果たした。レンタル元のバルセロナでは最適ポジションを最後まで見出せず、やや不完全燃焼に終わった同選手であるが、ドイツ王者では今季リーグ戦ここまで22試合の出場で8得点6アシストと一定の結果を残している。選手本人も「バイエルンで幸せ」とコメントするなど、充実したシーズンを送っていると言えるだろう。

 そんなコウチーニョの最大の武器は「ドリブル」だ。爆発的な「スピード」を誇っているわけではないが、繊細なボールタッチや足裏を使ったコントロールが冴えるなど、激しいプレスを的確に交わすことができる技術が詰まっている。また、カットインから放たれるミドルシュートは同選手の十八番と言っても過言ではない。フィニッシュは精度、威力ともに抜群で、一度ゾーンに入られてしまうと止めるのは非常に困難となる。恐ろしい選手だ。

 そして視野の広さも特徴的で、相手守備陣を一瞬で崩壊へと導くスルーパスの質も極めて高い。カットインからシュートと見せかけボールを味方に繋ぐといったアイデアもあるため、相手DFからすると読むのも非常に難しくなる。「空中戦」や「フィジカル」では数値を落とす同選手だが、オフェンスセンスは申し分ないと言えるだろう。「攻撃力」は「85」と高評価になった。

 ただ、能力の高い選手ではあるが、ゲームによってポジションの変更が多く見られるなど、コウチーニョ自身の最適ポジションが未だハッキリしていない印象が強い。それが原因なのか、好不調の波が激しい点は否めず。その点は大きなマイナス評価となっている。

【了】

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