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世界最高の右サイドバックは誰だ! RSB能力値ランキング11位~15位。マンUのスパイダーに工場勤務歴を持つ男も(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:バルサのスピードスター

ネウソン・セメド
ネウソン・セメドの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

DF:ネウソン・セメド(ポルトガル代表/バルセロナ)
生年月日:1993年11月16日(26歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
今季リーグ戦成績:21試合出場/0得点3アシスト


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 ポルトガルの名門・ベンフィカで頭角を現し、2017年にバルセロナ移籍を勝ち取った26歳のDF。新天地1年目はリーグ戦24試合出場、2年目はリーグ戦26試合出場、そして今季はここまでリーグ戦21試合に出場中と、着実に成長を果たしている存在である。ただ、直近は移籍の噂が絶えず、バルセロナで絶対的な地位を得ているわけでもないため、評価の分かれる選手であることも確かだ。

 そんなネウソン・セメド最大の武器は「スピード」だ。バルセロナは基本的に最終ラインが高く、その分裏に広大なスペースができるのだが、セメドはそこへボールを通されても素早い反応と圧巻の加速力を活かして追いついてしまうことが可能。もちろん、攻撃時のオーバーラップの鋭さも抜群だ。この点に関しては同ポジションのライバルであるセルジ・ロベルトを上回っていると見てもおかしくなく、数値も「92」と高評価になった。

 また、身長177cm・体重67kgを誇るなどサイドバックの選手としては小柄ではなく、「フィジカル」でも簡単に負けることが少ない。まだ緩い部分もいくつか見られるとはいえ、守備の安定感も徐々に増してきている。さらに、ここ最近はオフ・ザ・ボールの動きも向上してきており、周囲との連係にも磨きがかかった。戦術への適応も進んできており、「バルセロナ型の選手」へ一歩ずつ着実に前進していると言える。

 一方で、攻撃参加時の仕事ぶりには改善の余地が。クロスの精度もそこまで高いとは言えず、決定的な「パス」も数は決して多くない。上がるだけ上がって終わってしまう、という課題が、スタメン定着を果たせぬ原因とも言えるのではないか。

【了】

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