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世界最高の右サイドバックは誰だ! RSB能力値ランキング11位~15位。マンUのスパイダーに工場勤務歴を持つ男も(19/20シーズン確定版)

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。※成績は4月1日時点

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

15位:イタリアの万能型SB

アレッサンドロ・フロレンツィ
アレッサンドロ・フロレンツィの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

DF:アレッサンドロ・フロレンツィ(イタリア代表/バレンシア)
生年月日:1991年3月11日(29歳)
市場価格:1600万ユーロ(約19.2億円)
今季リーグ戦成績:14試合出場/0得点1アシスト(ローマ)
今季リーグ戦成績:3試合出場/0得点0アシスト(バレンシア)


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 ローマの下部組織出身で、トップチームデビュー以降同クラブ一筋のキャリアを歩んできたイタリア代表DF。ローマ在籍9年目を迎えていた今季は、昨季限りで退団したダニエレ・デ・ロッシの後を継いで正式なキャプテンにも就任していた。しかし、決して出場機会に恵まれているわけではなく、29歳のDFは今冬にバレンシア加入を決断。期限付きとは言え、この移籍はロマニスタをはじめ多くの人に驚きを与えた。

 そんなアレッサンドロ・フロレンツィは、身長173cm・体重67kgと小柄な選手。しかし、そうした体格のハンデを感じさせないハードな守備が光る存在であり、身体を投げ出して鋭いタックルを仕掛けることも少なくない。また、運動量も抜群に豊富。90分間動きを止めないことはもちろん、終盤にも平気な顔してスプリントするのがこの男の恐ろしいところ。チームに対しての献身性は絶大と言えるだろう。

 また、もともとは攻撃的なポジションでプレーしていたフロレンツィは「ドリブル」の鋭さも兼備しており、サイドを切り裂いてから繰り出すクロスの質も極めて高い。さらには「スピード」も一定以上のものを装備しており、味方へのサポートも素早く行うことができる。守備時と同じ、あるいはそれ以上の存在感を攻撃面でも放つことが可能なのは、フロレンツィのストロングポイントと言えるだろう。

 飛び抜けた能力こそないものの、全体的な数値のバランスは非常に良いフロレンツィ。様々なポジションをこなす万能型だが、“便利屋”で終わってほしくない力の持ち主であることは確かだ。

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