ブラジル代表、歴代ボランチの系譜。Jリーグのレジェンドや世界一の守備職人も…王国の中盤を支配せし者たち

2020年06月05日(金)7時15分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 編集部 photo Getty Images
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日韓W杯(2002)〜南アフリカW杯(2010)

ジウベルト・シウバ
【写真:Getty Images】



ジウベルト・シウバ
生年月日:1976年10月7日
個人成績(2002):7試合出場/0得点1アシスト
個人成績(2006):4試合出場/0得点0アシスト
個人成績(2010):5試合出場/0得点0アシスト

ドゥンガがアイドルだったジウベルト・シウバのブラジル代表初招集は日韓ワールドカップまで1年を切っていた、2001年10月だった。当時まだ国内組で無名の選手だったが、大会直前にエメルソンが負傷したことを受けてワールドカップ出場メンバー入りを果たす。

そしてルイス・フェリペ・スコラーリ監督からボランチのポジションで全7試合に先発起用され、ブラジル代表にとって5度目のワールドカップ優勝をピッチの上で味わった。指揮官の大抜てきに応えて頂点に立ったことで、ジウベルト・シウバは飛躍のきっかけをつかむ。

日韓ワールドカップ後の2002年8月、アトレチコ・ミネイロからアーセナルへ移籍を果たす。2年目の2003/04シーズンにはプレミアリーグ無敗優勝の立役者の1人となった。2006年のドイツワールドカップは開幕当初こそ控えメンバーの1人で、エメルソンに休養が与えられたグループリーグ第3戦のオーストラリア代表戦で初先発。

しかし、決勝トーナメント1回戦のガーナ代表戦の前半にエメルソンが負傷して交代出場すると、準々決勝のフランス代表戦で2度目の先発出場を果たす。ブラジル代表はその試合で敗退となり、多くのベテランたちが代表引退を決断するなかで、ジウベルト・シウバは代表でのキャリアを継続した。

2008年にはアーセナルを退団してギリシャの強豪パナシナイコスへ移籍。それでもドゥンガ監督からは絶大な信頼を寄せられてブラジル代表に入り続け、2010年南アフリカワールドカップにも主力として出場し、自身3度目の大舞台に立った。

堅実なプレーで中盤を引き締め、高い予測能力を生かした守備力が持ち味。いるだけでチーム全体に安定感をもたらすことのできる、タレント揃いで前がかりになりがちなブラジル代表になくてはならない存在だった。

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