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ラツィオFWが“欧州得点王”に。メッシ、C・ロナウドらの牙城崩しイタリア勢13年ぶり

text by 編集部 photo by Getty Images

チーロ・インモービレ
【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエAの最終節となる第38節の試合が現地時間1日に行われ、ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレが1得点を加えた。今季の得点数を36点に伸ばし、セリエA得点王に加え、“欧州得点王”に贈られるゴールデンシューの獲得を事実上確実としている。

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 インモービレを4点差で追っていたユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウドは最終節の試合に出場せず、31得点のままシーズンを終えた。セリエAは2日にも最終節をあと5試合残しているが、試合を残している中で最多の得点数を記録しているのはサッスオーロのFWフランチェスコ・カプトの21得点であり、インモービレとの15点差を逆転することは現実的に考えにくい。

 インモービレは2015/16シーズンにゴンサロ・イグアインがナポリで達成していた年間36得点のセリエA最多記録にも並んだ。リーグ得点王は自身3回目であり、ラツィオのレジェンドであるジュゼッペ・シニョーリ氏やミシェル・プラティニ氏になどに並ぶ歴代2位タイの得点王獲得回数となっている。

 インモービレは前節の時点で、34得点でシーズンを終えたバイエルン・ミュンヘンのFWロベルト・レバンドフスキの得点数もすでに上回っていた。これにより、ゴールデンシュー賞の受賞もほぼ確実となった。

 過去12年間のゴールデンシュー受賞者はリオネル・メッシが6回、C・ロナウドが4回、ルイス・スアレスが2回、ディエゴ・フォルラン氏が1回(C・ロナウドとスアレスは同点受賞1回)。スペインのクラブ勢がほぼ受賞を独占する状況が続いていたが、イタリア人選手およびセリエA所属選手の受賞は2006/07シーズンのフランチェスコ・トッティ氏(ローマ)以来13年ぶりとなる。

【了】

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