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バイエルン対チェルシー、予想スタメン&プレビュー。八方塞がりのランパードはどうする?【欧州CLラウンド16】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 ロンドンのスタンフォード・ブリッジで行われた1stレグで、チェルシーはバイエルンに翻弄された。前半こそなんとか無失点で凌いだが、後半早々にロベルト・レバンドフスキのアシストから続けざまにセルジュ・ニャブリに2得点を奪われた。76分にはアルフォンソ・デイビスに左サイドを突破され、レバンドフスキにゴールネットを揺らされた。ホームでの0-3は絶望的なスコアだった。

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 3点を追う状況で出場停止と負傷で多くの選手を欠くチェルシーが失うものはない。今季はディフェンスが課題に挙げられたが、この状況では玉砕覚悟で攻め続けるだろう。

 しかし、再開後4得点4アシストと攻撃の中心だったプリシッチはいない。今季限りで契約が満了となるウィリアンはアキレス腱の負傷でここ2試合を欠場し、ペドロもアーセナル戦で負傷。オリビエ・ジルーのサポートは若いメイソン・マウントとカラム・ハドソン=オドイに託すしかない状況だ。

 バイエルンから大量得点を奪うには、リスクをかける必要がある。3バックの肝だったアスピリクエタがいないので、4バックにする策も考えられる。そのときは、アントニオ・リュディガーとクルト・ズマがセンターバック、エメルソンとリース・ジェームズがサイドバックに入るだろう。

 3点をリードするバイエルンは横綱相撲でこの試合に臨むだろう。リスクヘッジを意識しつつ、ボールを動かしながら時計の針を進めていくはずだ。

 昨季王者のリバプールはラウンド16で敗退し、その前に3連覇したレアル・マドリードもラウンド16では1stレグで敗れている。パバール以外はベストメンバーが揃うバイエルンにとっては、12/13シーズン以来となるCL制覇のビッグチャンス。まずは、徳俵に追い込んだチェルシーを確実に押し出しておきたいところだ。

【了】

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