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バルセロナ対ナポリ、予想スタメン&プレビュー。ブスケッツら不在…メッシ率いるチームは耐えきれるか?【欧州CLラウンド16】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

マッチプレビュー

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【写真:Getty Images】

 サン・パオロで行われた1stレグは1-1のドロー決着。実力は拮抗しており、非常に見ごたえのあるゲームであった。今回の2ndレグも、90分間激しい攻防が繰り広げられることになるだろう。

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 バルセロナはアウェイで1点を奪っているので、0-0でも良しという状況のまま試合に挑むことができる。そのため、焦って点を取りに行く必要はない。しっかりボールを支配し、早い時間から主導権を握れるかが試合の大きなポイントになるとみていいだろう。

 バルセロナが狙いたいのはサイドバックの裏だろうか。ナポリのM・ルイとディ・ロレンツォは少し前掛かりになる傾向があるため、必然的にその背後にスペースができる。1stレグでもセメドがそのエリアを突いてグリーズマンのゴールをお膳立てしていた。そのため、メッシやグリーズマンはもちろん、J・アルバやセメドらサイドバックの動きも非常に重要となってくるだろう。

 また、先発が予想されるリキ・プッチのパフォーマンスも気になるところ。ピッチに立てばCL初出場ということになるが、緊張感漂う大舞台でどれだけ持ち味を示せるか。スペインの逸材に期待したい。

 対するナポリだが、アウェイという中で最低1点は奪わなければならない状況。ポゼッションを基本とするバルセロナに対し自陣でブロックを築くという戦い方ももちろんできるが、今回はどこかでリスクを冒してでも前に出なければならない。その際に、いかに守備のバランスを整えられるかが非常に重要となるだろう。

 攻撃の基本はカウンターとなるはずだ。ボールを奪ったらすぐ縦に展開。そこからどれだけ手数をかけずにゴール前まで侵入できるか。バルセロナのハイラインが完全に戻りきる前に勝負をつけたいところだ。

 カギを握るのはメルテンスだろうか。ボールを引き取る動きは秀逸で味方を活かす能力も高く、それに加え走力もあるなど、一つの攻撃でありとあらゆるタスクをこなすことができる。インシーニェの先発起用が微妙な中、攻撃のグレードを上げられるのはこの男になるだろう。1stレグ同様、決定的な仕事を果たしたい。

【了】

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