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マルセイユDFがバイエルン移籍決定。代役確保ならず「酒井宏樹が唯一の右SB」に

text by 編集部 photo by Getty Images

ブナ・サール
【写真:Getty Images】

 マルセイユに所属していたフランス人DFブナ・サールは、バイエルン・ミュンヘンへ完全移籍することが決定した。5日に両クラブより発表が行われている。

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 バイエルンとの契約は2024年までの4年間。移籍金は公表されていないが、『フランス・フットボール』誌では1000万ユーロ(約12億4000万円)と伝えている。

 現在28歳のサールは2015年にメスからマルセイユに加入し、5年間で公式戦通算181試合に出場。右ウイングからコンバートされて右サイドバックでもプレーするようになり、酒井宏樹とポジションを争う状況にもなった。

 酒井が調子を落とした昨季後半戦に続いて、今季も右サイドバックのレギュラー候補一番手になるとも予想されていた。だが新型コロナウイルスに感染した影響で出遅れ、今季リーグアンでは6試合で2回の交代出場にとどまっていた。

 フランスメディアによれば、マルセイユは新たな右サイドバックとしてベルギーのヘンクに所属するデンマーク代表ヨアキム・メーレの獲得に迫っていたが、直前で破談に終わったようだ。これにより、現状では酒井が唯一の右サイドバックになったと伝えられている。

【了】

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