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久保建英も南野拓実も不合格か。日本代表で存在感が希薄。彼らが背負うべき宿命とは

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

【日本 0-2 メキシコ 国際親善試合】

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 日本代表は現地時間17日、オーストリア・グラーツで行われた国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-2で敗北を喫した。

 13日のパナマ戦で先発した南野拓実と久保建英はベンチスタートとなった。南野は57分、久保は72分にピッチに立ったが、劣勢となった日本代表に流れを引き寄せることはできなかった。

 先月のカメルーン、コートジボワール、そして14日のパナマに比べれば、メキシコは最も実力のある対戦相手と言っていいだろう。その3試合で無失点に抑えていた守備陣も、メキシコ相手には耐え切れなかった。

 ゴールを決めたのはラウール・ヒメネスとイルビング・ロサノ。ヒメネスはプレミアリーグで2シーズン続けて2ケタ得点を挙げ、ナポリでプレーするロサノもセリエAで今季すでに4得点を挙げている。メキシコは最高峰の舞台で活躍する選手が期待に応える活躍を見せた。

 日本代表にも最高峰の舞台で研鑽を積む選手はいる。南野拓実はリバプールで、久保建英はビジャレアルで欧州を舞台に戦っている。

 しかし、この試合での両者の存在感は希薄だった。途中出場で難しい状況だったとはいえ、チャンスをほとんど作ることができず。劣勢を跳ね返すことができなかった両者のパフォーマンスは不合格だったと言っていい。

 久保は昨年6月のデビューから11試合に出場しているが、まだゴールがない。森保ジャパンで最多となる12ゴールを挙げている南野も、10月、11月の4試合ではPKによる1得点のみに終わっている。

 中心選手と言えど、毎試合のように結果を残すのは至難の業だ。しかし、その期待値の高さゆえ、勝利に導くことができなければその責任を負うのも彼らの宿命だと言える。

【了】

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