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若手世界最高額ベストイレブン。20歳以下から市場価値で選出、久保建英の名はあるか?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF

セルジーニョ・デスト
【写真:Getty Images】

セルジーニョ・デスト(アメリカ代表/バルセロナ)
生年月日:2000年11月3日(20歳)
市場価値:2500万ユーロ(約30億円)
2021リーグ戦成績:15試合出場/0得点1アシスト

 オランダの名門アヤックスで頭角を現した右サイドバックの超新星だ。非凡なスピードと1対1の強さを武器に勝負できる選手で、ブラジル代表のダニ・アウベスを彷彿とさせるようなビルドアップ能力やテクニックも兼備しているなど、DFながら攻撃をオーガナイズすることを可能としている。

 今季よりロナルド・クーマン監督率いるバルセロナに加入。まだ強烈なインパクトを残せているとは言い難いが、セルジ・ロベルトの負傷などもあり出場機会には恵まれている。ちなみに好みの右SBはスタイルが似ているD・アウベスで、一緒にプレーしたかったのはロナウジーニョのようだ。

ウェスレイ・フォファナ
【写真:Getty Images】

ウェスレイ・フォファナ(U-21フランス代表/レスター)
生年月日:2000年12月17日(20歳)
市場価値:2700万ユーロ(約32億4000万円)
2021リーグ戦成績:14試合出場/0得点1アシスト

 ジェイミー・ヴァーディーやエンゴロ・カンテ、リヤド・マフレズらの才能をいち早く見抜いたレスターで今、評価を大きく高めているのがこの男だ。ミランからも注目される中、昨年夏に約42億円という金額で移籍してきたが、フランス人DFはそれ以上の価値をピッチ上で証明し続けている。

 身長190cm・体重81kgの体躯から繰り出されるパワーはまさに圧巻で、その大きさからは考えられないスピードも兼備するなどアスリート能力は十分。また、ダイナミックな攻め上がりでも存在感を示すことが可能と魅力は非常に多い。フランス代表デビューを飾る日もそう遠くないだろう。

マラシュ・クンブラ
【写真:Getty Images】

マラシュ・クンブラ(アルバニア代表/ローマ)
生年月日:2000年2月8日(20歳)
市場価値:2700万ユーロ(約32億4000万円)
2021リーグ戦成績:10試合出場/1得点0アシスト

 エラス・ヴェローナは昨季、昇格1年目ながら9位躍進を果たすなど印象的なパフォーマンスを披露していた。そんな同チームで輝きを放っていたのがこの若きDF。ジョルジョ・キエッリーニのようだと評価されるなど本格ブレイクを果たし、昨年夏にはインテルやラツィオなどから注目を浴びた。

 圧倒的なパワーなどを誇っているわけではないが、機動力と読みの鋭さを駆使して相手の攻撃をストップすることが可能。リスク覚悟で最終ラインを飛び出してボールを奪いに行く度胸は、20歳とは思えぬものがある。ただ、センターバックとして更に評価を高めるにはパススキルの向上が必須。

アルフォンソ・デイビス
【写真:Getty Images】

アルフォンソ・デイビス(カナダ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:2000年11月2日(20歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
2021リーグ戦成績:9試合出場/0得点0アシスト

 昨季のバイエルン・ミュンヘンは圧倒的な強さを誇ったが、その一因となっていたのがこの男の台頭だった。最終ラインに負傷者が相次いだことでウイングから左サイドバックにコンバートされると、秘めていた特大のポテンシャルが完全開花。ワールドクラスへの仲間入りを果たすことになった。

 スピードはもはや異次元。まるでF1カーのように一瞬でサイドを駆け抜けるので、マッチアップする選手はほぼ手を焼く。さらに恐ろしいのは、ドリブルの切れ味も抜群なため、個人の力のみで相手の守備網をいとも簡単に攻略できてしまう点。SBとしての破壊力はまさに一級品だ。

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