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酒井&長友のマルセイユ、監督が辞任表明。クラブ主導の補強に「メディアで知った」

text by 編集部 photo by Getty Images

アンドレ・ビラス=ボアス
【写真:Getty Images】

 フランス1部マルセイユのアンドレ・ビラス=ボアス監督は、2日に行われた会見で辞意を表明した。仏紙『レキップ』などが伝えている。

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 3日に行われるリーグアンのランス戦に向けた前日会見だったが、ビラス=ボアス監督は突然の辞任を表明。「(クラブに)辞意を伝えた。スポーツ面の方針に同意できないことが理由だ」「マルセイユに何も要求はしない。金が欲しいわけではない」と語っている。

 成績不振などにより監督交代の可能性は噂されていた状況だったが、決定的となったのは選手補強に関するクラブとの意見の食い違いだという。冬の移籍市場の最終日となった1日にマルセイユはセルティックからフランス人MFオリヴィエ・エンチャムを獲得したが、自身の意図する補強ではなかったと説明している。

「私の決めたことではない。(補強を)今朝メディアで知った。私は(獲得に)ノーと言った選手だ。我々のリストにはなかった」とビラス・ボアス監督は、エンチャムの加入に自身が一切関与していなかったことを説明している。

 10月から12月にかけて6連勝を収めるなど上位をうかがっていたマルセイユだが、その後の最近8試合で1勝のみと低迷。「結果については私の責任だ。(カップ戦含め)4連敗はキャリアでも初めてのことだった」と成績不振にも落胆する様子を見せている。

 クラブもビラス=ボアス監督の辞任を受け入れたと報じられている。マルセイユにはDF酒井宏樹とDF長友佑都も所属しており、監督が交代することになれば起用法などに影響する可能性もあるかもしれない。

【了】

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