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最も使われているシステムはどれだ? サッカーフォーメーション人気ランキング1~5位。ぶっちぎり1位、各国の名門に愛されているのは?

シリーズ:サッカーフォーメーション人気ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

1位:最も多く使われているのは…

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【写真:Getty Images】

フォーメーション:4-2-3-1
試合数:571試合
クラブ数:71クラブ
主なクラブ:ミラン(23試合)、バイエルン・ミュンヘン(19試合)、マンチェスター・ユナイテッド(23試合)、マルセイユ(11試合)

 現在、欧州5大リーグで最も多く使われているフォーメーションは4-2-3-1だ。合計試合数は571試合で、2位以下を大きく突き放すぶっちぎりの1位となった。ミランやバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドなど、各国リーグで上位につけるチームも愛用している。

 4-2-3-1も4-4-2同様、選手配置のバランスが良く、ピッチ上の各スペースを埋めることができている。選手個々の距離感も良いので攻撃時はボールを動かすことがスムーズになり、守備時はダブルボランチがいることもあり中央を締めることができる。各選手がカバーする範囲も決して広くはないので、過重労働を強いられることもかなり少ない。

 重要なのはトップ下で、ここが機能しないと最前線の選手が孤立したり、サイド攻撃一辺倒になったりしてしまう。ミランにはハカン・チャルハノール、バイエルンにはトーマス・ミュラー、ユナイテッドにはブルーノ・フェルナンデスがいるが、彼らの存在感の大きさはもはや言うまでもない。

 ダブルボランチのバランスも重要だ。二人が前に出過ぎてしまえばセンターバックの前のスペースががら空きとなり、かといって二人が引きすぎると攻撃のサポートが足りなくなったり、前で相手を捕まえられなくなったりする。ここでの連係面の不足は、4-2-3-1を成り立たせる上で決して許されない。

【了】

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