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日本代表初選出の小川諒也ってどんな選手? 希少な大型左サイドバック、国際試合向きのプレースタイルとは…

text by 編集部 photo by Getty Images
小川諒也
【写真:Getty Images】

 FC東京で不動の左サイドバックとしてプレーする小川諒也は、日本代表に初選出を果たした。日本代表は25日に韓国代表との国際親善試合を行い、30日にはカタールワールドカップアジア2次予選、モンゴル代表戦に臨む。

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 日本代表では、長友佑都が長年に渡って左サイドバックを務めてきた。2008年のデビュー以降、約13年間で123試合に出場し、3度のワールドカップに出場している。しかし、今回のメンバーには召集されず。今回はサンフレッチェ広島のセンターバックでプレーする佐々木翔と、小川が左サイドバックのポジションを争うと見られている。

 小川は日本人選手の中でも数少ない大型左サイドバックだ。流通経済大付属柏高からFC東京に加入して今季で6年目。183cmという身長で空中戦にも強く、屈強な外国籍FWにも当たり負けないプレースタイルは、日本代表のような国際試合に向いているかもしれない。ビルドアップの場面では足下の技術の高さを発揮し、オーバーラップも魅力。クロスの精度も高く、FC東京ではCKのキッカーを務めることも多い。

 21日に行われたベガルタ仙台戦でも、その特徴を十分に発揮していた。54分の場面では縦パスを受けたマルティノスに身体を寄せてボールを奪い、FC東京のカウンターのきっかけとなった。60分にはFC東京の右サイドから上げられたクロスが、小川のいるサイドに流れる。仙台の真瀬拓海が右足を振り抜いたが、小川が身体を投げ出してシュートをブロックしている。

 J1通算でゴールを決めたのは、19年5月に行われた北海道コンサドーレ札幌戦の1点のみ。今季はここまでゴールもアシストもないが、数字に表れない部分での貢献度は非常に高い。攻撃ではビルドアップからラストパスまでを高いレベルでこなし、守備では優れた対人守備と空中戦の強さを発揮する。総合力の高いサイドバックに成長した小川は、日本代表でどのような爪痕を残すのだろうか。

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【了】

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