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世界最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング16位~20位。スペイン屈指のクオリティーを持つのは…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

18位:一瞬でサイドを駆け抜けるスピードスター

ネウソン・セメド
【写真:Getty Images】

DF:ネウソン・セメド(ポルトガル代表/ウォルバーハンプトン)
生年月日:1993年11月16日(27歳)
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
19/20リーグ戦成績:32試合出場/1得点4アシスト(バルセロナ)

 ベンフィカの下部組織に入団した当時はMFだったが、頭角を現すようになったのはサイドバックへコンバートされてからだった。そこからメキメキと成長すると、2017年にファンだったというバルセロナ加入を掴み、3シーズンを同クラブで過ごしている。そして、今季からはウォルバーハンプトンでプレー。ここまで主力としてシーズンを駆け抜けている。

 そんなネウソン・セメド最大の武器は87という数値を記録した「スピード」だ。味方をどんどん追い越して攻撃に厚みと幅をもたらせることはもちろんのこと、バルセロナ時代にはハイラインの背後にボールを通されながらも俊足を活かし、ボールホルダーに追いついてピンチの芽を潰すことが多々あったなど、守備面でもその速さは大いに役立っている。

 足元の「テクニック」もしっかりしているため、爆発的な「スピード」を活かした「ドリブル」が相手の脅威になる。敵陣深くに切り込める能力はやはり魅力的だ。一方で、クロスやラスト「パス」の質にやや物足りなさを残すのも事実。バルセロナではゴールに関与するプレーが少なく、ウォルバーハンプトンでもここまでアシスト数はわずか「1」に留まっている。

 また、非凡な「フィジカル」を持っているため1対1にめっぽう弱いわけではないが、時折軽いプレーを見せてしまうあたりもウィークポイント。そして「空中戦」もかなり苦手としている。このあたりが今後改善されてくれば、より魅力的な存在となることは確かだ。

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