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遠藤航、ブンデス“デュエル王”獲得に繋がった成長を実感「奪う感覚は洗練されたと思う」

text by 編集部

遠藤航
【写真:Getty Images】


 日本代表は28日に開催が予定されるカタールワールドカップのアジア2次予選・ミャンマー代表戦に向けて合宿をおこなっている。遠藤航が25日のオンライン取材に登場し、ドイツでのシーズンや日本代表・五輪代表での戦いに向けた見通しを語った。

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 遠藤は今季のシュトゥットガルトでブンデスリーガ1部最多となる計476回のデュエル勝利数を記録し、世界的スター選手らの居並ぶリーグで“デュエル王”に輝いた。5大リーグ挑戦1年目で見せたパフォーマンスは現地ファンやメディアにも高い評価を受けている。

「ブンデス1部でどれだけできるか、というのは守備の部分で1対1にどれだけ勝てるか、みたいなところはシーズン前に意識していて、そのデュエル勝利数というデータが出てからは、より意識するようになったので。それがひとつ達成できたことは嬉しいし、意識したからこそ達成できたと思っています」と遠藤は語る。

 リーグ最多のデュエル勝利数を記録する戦いの中で、自身の成長も実感できたと感じているようだ。「迷ったら行かないという選択にしていたのを、迷ったら行くという選択にしたら、自分の間合いや奪える距離で奪える感覚になったと思う。チームが攻撃的な守備をする戦い方だったことも影響していると思いますが、個人的な奪う感覚は洗練されたと思います」

 日本代表では今回は格下のミャンマー代表との試合となるが、「大事なのは自分たちのやるべきことだと思う」と遠藤。「あまり試合をする時に相手のことは考えていないというか。相手がミャンマーだろうがブラジルだろうが、いい意味で気にしないことが大事だと思っています」

 さらに遠藤は、東京五輪に臨むU-24日本代表のオーバーエイジ枠としても招集を受けた。「まさか五輪に2回出られると思っていなかったし、自国開催で出られるというのは本当に嬉しく思っていて。その分、オーバーエイジとして行くプレッシャーや責任を今はすごく感じているので、本大会でしっかり責任を果たさなければならない思いでいます」

 欧州のトップレベルで力を証明した遠藤には、五輪の舞台でも世界の強豪と渡り合える自信がある。「チームとしては自国開催なので、メダルを獲る覚悟でやらなければいけないと思っている。個人としては、ブンデス1部でしっかり戦う姿を見せられたので、それをシンプルに落とし込むだけだと思うし、ボランチで出ればどの相手にもある程度しっかり守れるところは示したいと思っています」と五輪への抱負を語っている。

【了】

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