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橋岡大樹に「火がついた」要因とは…。吉田麻也&酒井宏樹と競争へ「年齢は関係ない」

text by 編集部 photo by Getty Images

橋岡大樹
【写真:Getty Images】


 U-24日本代表は先月31日から合宿を開始。1日には急きょ「日本代表対U-24日本代表」の強化試合が開催されることも発表され、両チームは同日から決戦の地となる札幌に入った。

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 今回の合宿からU-24日本代表にはオーバーエイジ選手のDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航が合流している。DF橋岡大樹は「オーバーエイジの選手たちがディフェンス寄りで、僕自身もすごくライバルが増えたなと思いましたけど、それで自分に火がついた」と明かした。

 東京五輪世代の代表チームで継続的に招集されてきた橋岡は、センターバックと右サイドバックを中心に複数ポジションをこなすことができる。森保一監督からは主にセンターバックとして起用されてきた。

 今回、オーバーエイジとして加わった吉田と酒井は、それぞれセンターバックと右サイドバックで橋岡にとって直接のライバルになる。東京五輪に出場できる選手は18人までで、生き残りをかけた競争は極めて激しいが「絶対に負けられないという気持ちでやっている」と、ベルギーのシント=トロイデンVVでプレーする22歳は語気を強める。

 五輪に参加することが確実なオーバーエイジが相手でも競争に「年齢は関係ない」と、吉田や酒井をベンチに追いやるような猛アピールを誓う。橋岡は「本当に目の色を変えて、五輪の選手選考前の本当に大事なキャンプだと思うので、いま自分ができることを精一杯やって、悔いのないようにしたいと思っています」と全力前進を誓った。

「僕自身、本当に誰よりも熱いプレーをしたいと思っていますし、国民のみなさんが諦めていたようなことがあっても、戦っている選手は絶対に諦めない気持ちで戦いたいと思っています。人を感動させられるようなプレーを心がけながらやっていきたいなと思います」

 所属クラブで経験を積んだ右サイドバックでも、世代別代表で担ってきたセンターバックでも「やってくれと言われたときにハイパフォーマンスができるように常に準備はしています」という橋岡は前を向いて突き進むことしか考えていない。

 A代表を相手にする試合でも恐れることなく「自分たちがやってきたことを精一杯、100%で出す」と語る橋岡は、誰よりも熱い闘志を燃やしている。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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