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世界最高の右ウイングは誰だ! サッカー選手RWG能力値ランキング6位~10位。アーセナルを離れて覚醒したのは…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:アーセナルを離れて覚醒した現代型WG

セルジュ・ニャブリ21
【写真:Getty Images】



FW:セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1995年7月14日(25歳)
市場価値:7000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:27試合出場/10得点5アシスト

 15歳のときにシュトゥットガルトからアーセナルに移り、17歳でプロ契約を結んだセルジュ・ニャブリ。アーセン・ベンゲルは「9番も10番もこなせる。彼は非常に知的な選手だ」と評価し、アーセナルも契約延長を望んでいた。しかし、イングランドでは怪我も多く結果を残せず、ドイツへ戻る決断を下す。ブレーメン、ホッフェンハイムを経てバイエルン・ミュンヘンに活躍の場を移した。

 コートジボワールにルーツを持つニャブリは、細かいタッチでするすると抜いていくドリブルが得意だ。右利きだが、右サイドからカットインして左足で質の高いシュートを蹴ることができる。裏に抜ける動きやロングカウンター時のスプリントでは驚異的なスピードを見せている。

 これといった穴がないのがニャブリの特徴で、ほとんどの項目で80以上という数字を残している。「フィジカル」の数字は少し落ちるが、欠点になるほどのものではない。「空中戦」の競り合いは苦手だが、バイエルン・ミュンヘンの攻撃スタイルではそういった場面も少ない。

 今季は怪我や病気で離脱した期間があったが、5シーズン連続となるリーグ戦2ケタ得点を記録した。ゴールに絡むことができ、守備への意識も高い。現代のニーズに即した万能ウイングと言えるだろう。

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