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代表 3年前

【ポルトガル代表メンバー ユーロ2020選手名鑑】基本スタメン&招集メンバー全選手紹介。攻撃陣は世界最高レベル!?連覇のカギはやはり…

シリーズ:ユーロ2020選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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ブルーノ・フェルナンデス
ブルーノ・フェルナンデス【写真:Getty Images】


ブルーノ・フェルナンデス
生年月日:1994年9月8日(26歳)
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド/イングランド
20/21リーグ戦成績:37試合18得点11アシスト
代表通算成績:27試合2得点

ブルーノ・フェルナンデスは昨年1月にスポルティングCPからマンチェスター・ユナイテッドに移籍。2月1日に行われたウォルバーハンプトンとの第25節でスタメン出場を果たすと、順調に出場機会を重ねる。昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)ではスポルティング時代から得点を積み重ね、計8得点を記録し得点王を獲得した。今季もユナイテッドで中心選手として活躍し、公式戦58試合28得点17アシストを記録。ユナイテッドのEL決勝進出とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。ユナイテッドで絶好調のB・フェルナンデスへの期待は大きい。初のユーロという大きな舞台で期待通りの活躍を見せることができるだろうか。

ジョアン・パリーニャ
生年月日:1995年7月9日(25歳)
所属クラブ:スポルティングCP
20/21リーグ戦成績:32試合1得点
代表通算成績:3試合1得点

今年3月の代表戦でポルトガルのA代表デビューを飾ったジョアン・パリーニャが、ユーロのメンバーにも選出された。世代別のポルトガル代表に選出されていたものの、A代表に中々招集されなかった苦労人だが、スポルティングでの活躍が認められた。スポルティングでは今季、リーグ戦32試合に出場1得点を記録。今季わずか1敗でリーグ戦を制したチームの中心としてプレーした。中盤の底でプレーするパリーニャにはウィリアム・カルバーリョやダニーロ・ペレイラ、ジョアン・モウチーニョなどライバルが多い。ポジション争いの行方も気になるところだ。

セルジオ・オリベイラ
生年月日:1992年6月2日(28歳)
所属クラブ:ポルト
20/21リーグ戦成績:32試合13得点6アシスト
代表通算成績:10試合0得点

ポルトガルの名門ポルト下部組織出身であるセルジオ・オリベイラは2009年10月にトップチームデビュー。クラブ史上最年少記録となる17歳4ヶ月15日での出場となった。その後、何度もレンタルで放出されながらも、ポルトに留まった。PAOKからの復帰直後となった2019/20シーズン序盤戦は怪我の影響で出場機会がなくなるも、後半戦は徐々に出場機会が増加。このシーズンのリーグ戦は20試合に出場3得点5アシストを記録し、リーグ優勝に貢献した。各年代別のポルトガル代表に選出されていたオリベイラは2016年のリオ五輪に出場。2018年9月にA代表デビューを果たした。3月の代表戦では1試合に先発、2試合に途中出場。そろそろ代表定着といきたいところだ。

ダニーロ・ペレイラ
生年月日:1991年9月29日(29歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン/フランス
20/21リーグ戦成績:23試合2得点1アシスト
代表通算成績:45試合2得点

ベンフィカの下部組織に所属していたダニーロ・ペレイラだったが、トップチームへ昇格できず。2010年にパルマへ加入となった。しかし、トップチームでの出場機会は与えられず、ギリシャのアリス、オランダのローダへそれぞれレンタル移籍。ローダでの活躍が認められ、2013年にマリティモへ加入。2015年にポルトへステップアップとなった。今季はレンタルでパリ・サンジェルマン(PSG)に加入し、公式戦42試合に出場2得点を記録した。前回大会は5試合に出場し、ポルトガルの初優勝に貢献。ロシアワールドカップは怪我の影響で出場できなかったが、その後のネーションズリーグの優勝にも貢献。徐々にステップアップし、ポルトガル代表にまで登りつめたペレイラの目標はもちろん、ユーロ2連覇だ。

レナト・サンチェス
生年月日:1997年8月18日(23歳)
所属クラブ:リール/フランス
20/21リーグ戦成績:23試合1得点3アシスト
代表通算成績:24試合2得点

ベンフィカの下部組織出身であるレナト・サンチェスは2015年10月にトップチーム昇格。各年代別のポルトガル代表に選出されていた逸材はベンフィカでのデビューから徐々に出場機会を重ね、トップチームでリーグ戦24試合出場2得点1アシストを記録した。そして、2016年5月にバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍。同クラブ史上初のポルトガル人選手となった。だが、層の厚いバイエルンでは出場機会が少なく、2017年8月にスウォンジー・シティにレンタル移籍。怪我の影響もあり、公式戦16試合出場にとどまった。翌シーズンはバイエルンに復帰するも、2019年8月にリールへ完全移籍。今季はリーグ戦23試合1得点3アシストを記録し、リールの10年ぶりの優勝に貢献した。前回大会は18歳ながらポルトガル代表に選出され、1得点を記録し同国代表の初優勝に貢献。今大会でも活躍が大いに期待される。

ウィリアム・カルバーリョ
生年月日:1992年4月7日(29歳)
所属クラブ:ベティス/スペイン
20/21リーグ戦成績:27試合2得点0アシスト
代表通算成績:64試合4得点

名門スポルティングCP下部組織出身であるウィリアム・カルバーリョは2011年にトップチームデビュー。2011年にはファティマ、2012年にはセルクル・ブルージュへそれぞれレンタル移籍となった。そして、スポルティングでの活躍が認められたカルバーリョは2018年7月にレアル・ベティスへ加入。昨季は公式戦30試合に出場2得点を記録し、ベティスのUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に貢献した。ワールドカップは2大会出場。そして前回のユーロは5試合に出場し、持ち前のボール奪取力でチームに貢献。ポルトガルの初優勝に貢献した。中盤でプレーすれば、ボールハンターぷりを発揮してくれることだろう。

ルベン・ネベス
生年月日:1997年3月13日(24歳)
所属クラブ:ウォルバーハンプトン/イングランド
20/21リーグ戦成績:36試合5得点1アシスト
代表通算成績:20試合0得点

ポルトでプロとしてのキャリアをスタートさせたルベン・ネベスは2017年に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のウォルバーハンプトンへ移籍。開幕戦でいきなりスタメンの座を掴むと、リーグ戦42試合出場6得点1アシストを記録。ウルブスのチャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ昇格に貢献した。ウルブスの主力として活躍するネベスは今季36試合出場5得点1アシストを記録。今季はキャプテンマークを巻いた試合もあり、チームからの信頼も厚い。2015年11月にA代表デビューを果たした同選手だが、前回のユーロは出場せず。だが、その後はA代表でも出場機会を重ねている。今大会での活躍に期待したい。

ジョアン・モウチーニョ
生年月日:1986年9月8日(34歳)
所属クラブ:ウォルバーハンプトン/イングランド
20/21リーグ戦成績:33試合1得点1アシスト
代表通算成績:130試合7得点

ポルトガル代表キャップは130試合を誇る言わずと知れたベテランMFジョアン・モウチーニョは、今大会で4回目のユーロ出場となる。長年ポルトガルの中盤を支えてきたモウチーニョはもう34歳。年齢的に考えても、今大会が最後のユーロとなるかもしれない。連覇を成し遂げ、その先のワールドカップ予選、本大会へ向けて弾みをつけたいところだ。ポルトガル代表では徐々に出場機会が減っているが、所属するウォルバーハンプトン(ウルブス)で今季リーグ戦33試合の出場1得点1アシストを記録。まだまだトップレベルでできることを証明している。同国代表が連覇をするためには、この男の力が必要となるだろう。

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