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【ポルトガル代表メンバー ユーロ2020選手名鑑】基本スタメン&招集メンバー全選手紹介。攻撃陣は世界最高レベル!?連覇のカギはやはり…

シリーズ:ユーロ2020選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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クリスティアーノ・ロナウド
クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】


クリスティアーノ・ロナウド
生年月日:1985年2月5日(36歳)
所属クラブ:ユベントス/イタリア
20/21リーグ戦成績:33試合29得点2アシスト
代表通算成績:173試合103得点

ポルトガル代表の歴代最多得点、出場記録を持っているクリスティアーノ・ロナウドは、やはり連覇のカギを握る存在となるだろう。同選手の時代は終焉に近づいているとも言われているが、これまで数々の大舞台で大きな仕事をやってのけてきた。年齢的に最後のユーロとなるであろう今大会にかける想いも強いはずだ。36歳となった今でも抜群の身体能力は健在で、今季のセリエAで29得点を記録し同リーグで初めて得点王に輝いた。今大会で5回目のユーロ出場となるC・ロナウドには連覇へ導く活躍が期待される。前回大会は主将としてチームを牽引し3得点3アシストの活躍でポルトガルの初優勝に貢献した。連覇のカギを握るのは、やはりエースの活躍だろう。

ジョアン・フェリックス
生年月日:1999年11月10日(21歳)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード/スペイン
20/21リーグ戦成績:31試合7得点6アシスト
代表通算成績:16試合3アシスト

ポルトガルの逸材FWであるジョアン・フェリックスはベンフィカで活躍すると、昨年7月にアトレティコ・マドリードへ移籍。昨季は怪我の影響などもあり、大金に見合わないと批判された。それでも、ディエゴ・シメオネ監督はフェリックスに時間を与え、同選手を信じた。今季は途中出場が多かったが、リーグ戦31試合7得点6アシストを記録。アトレティコの通算11回目7年ぶりの優勝に貢献した。フェリックスは2019年6月のスイス戦でA代表デビュー。昨年9月のUEFAネーションズリーグのクロアチア代表戦で代表初ゴールを記録した。初のユーロの舞台に臨む21歳の若武者は、連覇に貢献することができるだろうか。

ゴンサロ・ゲデス
生年月日:1996年11月29日(24歳)
所属クラブ:バレンシア/スペイン
20/21リーグ戦成績:31試合5得点6アシスト
代表通算成績:22試合6得点

ベンフィカの下部組織で育ったゴンサロ・ゲデスは2014年にプロデビュー。2015/16シーズンは順調に出場機会を重ねていたが、後半戦は徐々に出場機会が減る。結局、このシーズンは18試合の出場3得点6アシストに終わった。翌シーズンの序盤はベンフィカで出場機会を与えられたゲデスは2017年1月にパリ・サンジェルマン(PSG)へ完全移籍。だがベンチを温める日が多くなり、フィットせず。2017年9月にバレンシアへレンタル移籍。すると33試合5得点11アシストの活躍で輝きを取り戻し、翌年に完全移籍に移行した。現在は主に左ウィングでプレーするゲデスは代表ではセンターフォワードとしてもプレー。右ウィングでもプレーでき、攻撃的なポジションは複数こなせる。短期決戦において重宝される選手だろう。

ベルナルド・シウバ
生年月日:1994年8月10日
所属クラブ:マンチェスター・シティ/イングランド
20/21リーグ戦成績:26試合2得点6アシスト
代表通算成績:52試合7得点

ベンフィカ、モナコ、マンチェスター・シティと順調にステップアップしたベルナルド・シウバも今大会ではポルトガル代表の中心選手として期待される。B・シウバは今季公式戦45試合に出場5得点9アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では全試合に出場し、決勝進出に貢献。リーグ戦では出番なしの試合もあったが、26試合に出場。シティのリーグ制覇に貢献した。ポルトガルが優勝した前回大会はハムストリングの怪我で見送っただけに、連覇を狙う今大会にかける想いは誰よりも強いだろう。今大会のB・シウバは要注目かもしれない。

ディオゴ・ジョッタ
生年月日:1996年12月4日(24歳)
所属クラブ:リバプール/イングランド
20/21リーグ戦成績:19試合9得点
代表通算成績:12試合6得点

ディオゴ・ジョッタはウォルバーハンプトンでの活躍が認められると、2020年9月にリバプールへ移籍。9月28日のアーセナル戦でデビューから2戦目でゴールを決めると、その後もゴールを量産。途中出場もあった中で着実にゴールを積み重ねていった。しかし、膝の怪我で中盤戦の試合を欠場。その後復帰を遂げ、リーグ戦では計9得点を挙げたが、シーズンを通して試合に出場できていればということを考えると、非常にもったいなかったシーズンだっただろう。その鬱憤を晴らすべく、初のユーロで爆発してほしい。

アンドレ・シウバ
生年月日:1995年11月6日(25歳)
所属クラブ:フランクフルト/ドイツ
20/21リーグ戦成績:32試合28得点8アシスト
代表通算成績:38試合16得点

今季のフランクフルトを支えた一人がアンドレ・シウバだろう。2017年にポルトからACミランに移籍したが、期待通りの活躍はできず。2018年からの1年間はセビージャにレンタル移籍。その翌年にはフランクフルトへレンタルとなり、後半戦での活躍が認められ2020年9月にフランクフルトへ完全移籍となった。シウバは今季、リーグ戦32試合出場で28得点を記録。得点王のロベルト・レバンドフスキがとんでもない数字だったため、2位の記録だったが、普通であれば得点王でもおかしくない得点数である。2018年のロシアワールドカップには出場しているが、ユーロは今大会が初となる。クラブでの調子を維持して、結果を残すことができるだろうか。

ラファ・シルバ
生年月日:1993年5月17日(28歳)
所属クラブ:ベンフィカ
20/21リーグ戦成績:29試合5得点6アシスト
代表通算成績:20試合0得点

ラファ・シルバはポルトガルのフェイレンセの下部組織から2012年にプロデビュー。2013年6月にはブラガへ移籍し、2016年にベンフィカへ加入した。今季はリーグ戦29試合に出場5得点6アシストを記録。ベンフィカでは主に右サイドハーフでプレーしているが、左サイドハーフ、両ウィング、センターフォワードなど攻撃的なポジションはどこでもこなせる。短期決戦においては非常に貴重な選手だ。優勝した前回大会は1試合のみの出場に終わったため、今大会では多くの試合に出場して連覇を成し遂げたいところだ。

ペドロ・ゴンサウベス
生年月日:1998年6月22日(22歳)
所属クラブ:スポルティングCP
20/21リーグ戦成績:32試合23得点4アシスト
代表通算成績:初選出

前回王者のポルトガル代表において、今大会最大のサプライズ招集となったのが、ペドロ・ゴンサウベスだ。昨年8月にファンマリカンからスポルティングCPにやってきた22歳の若きストライカーは今季、飛躍の年となった。リーグ戦に33試合出場し23ゴールを記録。ポルトガル1部の得点王に輝き、スポルティングの今季の優勝に大きく貢献した。リーグでしっかりと結果を残したゴンサウベスは連覇のかかる大舞台で初選出。ポルトガル1部で得点王を獲得した実力は本物であるということを証明してほしい。

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