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世界最高の値上がり選手は? サッカー選手市場価値上昇ランキング6位~10位。クラブを変えた二人のポルトガル人とは【2021最新版】

シリーズ:市場価値上昇ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:驚異の成長を果たす英国の逸材

ジュード・ベリンガム
【写真:Getty Images】



MF:ジュード・ベリンガム(イングランド代表/ドルトムント)
生年月日:2003年6月29日(18歳)
市場価値の増加額:4400万ユーロ(約53億円/400%UP)
市場価値の変動:1100万ユーロ(約13億円)→5500万ユーロ(約66億円)
20/21リーグ戦成績:29試合1得点3アシスト

 バーミンガムの下部組織出身で、トップチーム昇格は2年前、わずか16歳の時だった。そこから順調に成長を果たした若者は、いつからか「バーミンガム史上最高の逸材」と称されるように。そして昨年夏、ドルトムントへのステップアップを掴み取った。移籍金は2300万ユーロ(約28億円)とされており、バーミンガム史上最も高く売られた選手ということになった。

 そんなイングランドの逸材は、自身初の国外挑戦の場となったドルトムントで同じ若手のアーリング・ハーランドやジェイドン・サンチョらに劣らぬパフォーマンスを披露した。ブンデスリーガでは1年目で29試合に出場し、1得点3アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)では史上2番目の若さでゴールを奪っていた。とても、初の国外挑戦とは思えなかったのが事実だ。

 また、昨シーズン中にはイングランド代表デビューも飾り、現在開催中のユーロ2020(欧州選手権)メンバーにも名を連ねた。そんな恐るべき速さで成長を果たす18歳の市場価値は昨年7月1日時点から驚異の400%アップで、5500万ユーロ(約66億円)となっている。2003年生まれの選手としては、もちろん断トツの金額である。数年後、100億円以上の価値がつけられるのは確実か。

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