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世界最高の値上がり選手は? サッカー選手市場価値上昇ランキング6位~10位。クラブを変えた二人のポルトガル人とは【2021最新版】

シリーズ:市場価値上昇ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:古巣を後悔させた男

フロリアン・ヴィルツ
【写真:Getty Images】



MF:フロリアン・ヴィルツ(ドイツ代表/レバークーゼン)
生年月日:2003年5月3日(18歳)
市場価値の増加額:4500万ユーロ(約54億円/-%UP)
市場価値の変動:なし→4500万ユーロ(約54億円)
20/21リーグ戦成績:29試合5得点6アシスト

 ドイツに突如として現れた新星だ。1年前、新型コロナウイルス感染拡大の影響による中断明け後にブンデスリーガ史上3番目の若さでデビューすると、間もなくして絶対王者バイエルン・ミュンヘンからゴールをゲット。これが、ブンデスリーガ史上最年少得点記録となった。その後も若きMFはまずまずのプレータイムを得ることになった。

 迎えた2020/21シーズンは主力に定着。技術力の高さと10代とは思えない冷静さを武器に、序盤戦からピッチ上で輝きを放った。その活躍ぶりは、シーズン中に古巣ケルンのエッカルド・ザウレン取締役に「今季最大の損失はヴィルツだ」と言わせるほど。チェルシーへ去ったカイ・ハフェルツと同等、あるいはそれ以上のレベルになるとも評価されるようになった。

 3月には出番こそなかったが、ドイツ代表にも招集された。そしてブンデスリーガでは最終的に29試合に出場し、5得点6アシストを記録。飛躍のシーズンとなった。市場価値は昨年7月1日時点ではついていなかったが、昨季の活躍で一気に4500万ユーロ(約54億円)まで上昇。現在レバークーゼンで最も価値ある選手となっている。今後の更なる成長に期待だ。

【了】

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