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東京五輪 3年前

【U-24日本代表スタメン案】ワントップは下剋上狙う男にチャンスを! U-24ホンジュラス戦の先発イレブンを厳選

text by 編集部

前田や上田は無理をせず…



 ボランチの一角は遠藤航だ。昨季ブンデスリーガで「デュエルキング」になった同選手は今や日本屈指の守備的MFになったと言っても過言ではなく、6月シリーズでもピッチ上で多くのものをチームにもたらした。もちろん、U-24ホンジュラス代表戦でも出場すれば頼りがいのあるプレーを見せてくれるはずだ。

 その遠藤の相方には田中碧を推す。冷静なボール扱いとパス捌きで中盤に安心感をもたらし、守備でも非常に激しく戦うなど、このチームには欠かせないピースだ。6月シリーズですでに遠藤とのコンビに問題ないことを示したが、改めてここでも完成度の高さを見せつけられるか。

 右サイドハーフは堂安律だ。東京五輪において背番号10を身に着けるレフティーは、先月の親善試合でドイツでの好調ぶりをアピール。攻撃を活性化させていた。もちろんU-24ホンジュラス代表戦でも「結果」を求めたい。

 トップ下は久保建英で問題ないだろう。先月20歳になったばかりのレフティーはこのチームにおける攻撃の要。それは、6月のゲームで改めて確認することができた。間近に迫る本大会でも注目プレーヤーになるが、まずはこの試合でどのようなパフォーマンスを披露するのか。やはり目が離せない。

 左サイドハーフは旗手と同じく直前までACLに参加していた三笘薫が起用できず。さらに、相馬勇紀は同大会での戦いを終え合流したばかり。怪我のリスクを考慮しても、ここで無理をさせる必要はないだろう。そのため、今回のゲームでは三好康児の起用を推す。3月、そして6月シリーズではやや物足りなさを残したが、本番直前で結果を残してほしいところだ。

 ワントップは静岡合宿で別メニュー調整が続いていた上田綺世と前田大然ではなく、林大地の起用を推す。6月シリーズはなかなか出番に恵まれなかったが、獲物に襲い掛かるようなアグレッシブなプレーはU-24ホンジュラス代表にとっても脅威となるはずだ。

 今回の東京五輪では登録メンバー18名を試合ごとに選べるようになった。そのため、バックアップメンバーである林も本大会で出番を得られる可能性がグッと高まっている。ただ、それを掴むために直前でのアピールが必要なのは明らか。U-24ホンジュラス代表戦でチャンスが巡ってくるならば、活かしたい。

【了】

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