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Jリーグクラブも獲得可能? 現在フリーの名手5人。元アーセナルの天才が再び…メッシと共に期待されたあの男も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

直近2シーズンでわずか1得点

アンディ・キャロル
【写真:Getty Images】



FW:アンディ・キャロル(元イングランド代表)
生年月日:1989年1月6日(32歳)
市場価値:150万ユーロ(約2億円)
最終所属:ニューカッスル
20/21リーグ戦成績:18試合出場/1得点0アシスト

ニューカッスルの下部組織出身で、2006年に行われたUEFAカップのパレルモ戦でトップチームデビュー。17歳と300日での欧州コンペティション出場は、クラブ史上最年少記録となっている。その後プレストンへのレンタルを経て主力に定着し、2009/10シーズンはチャンピオンシップ39試合出場で17得点12アシストを記録と爆発。昇格に貢献すると、翌シーズンにはプレミアリーグにおいて開幕2ヶ月で11得点を叩き出すなど、一気に注目の的となった。

その活躍が認められ、2010/11シーズン途中にリバプールへ移籍。移籍金は当時のイギリス人史上最高額となっていた。ところが、ピッチ内で活躍したのは同時期に加入したルイス・スアレスの方。プライベートでは問題児として知られていた大型FWはブレンダン・ロジャース監督の戦術にフィットすることができず、移籍金に見合う活躍を果たせぬまま2012年夏にウェストハムへレンタル。その後、リバプールでプレーすることは二度となかった。

ウェストハムでしばらくプレーした後、2019年夏に古巣ニューカッスルに復帰。しかし、負傷離脱を繰り返すなど戦力になれず、2シーズンで公式戦得点はわずか「1」だった。そして今月、スティーブ・ブルース監督が「彼の残りのキャリアが素晴らしいものになることを祈っているよ。この2年間、彼は本当に私の大きな助けになってくれた」と退団を明言。フリーの身となっている。

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