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アーセナル最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。冨安健洋は定位置を掴めるか? 熾烈な争いになるポジションは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF紹介

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【写真:Getty Images】


冨安健洋(日本代表/背番号18)
生年月日:1998年11月5日(22歳)

 アーセナルには多くの右SBの選手がいるが、レギュラーポジションを掴むことが濃厚なのは今夏に加入した冨安健洋だ。日本代表ではCBとして出場しているが、19年からプレーしたボローニャでは右SBとしても経験を積んだ。

 左サイドのキーラン・ティアニーは高い位置をとって積極的に攻撃参加するタスクを任されており、冨安にはより安定した守備が求められることになるだろう。デビュー戦となったノリッジ戦では空中戦で8戦7勝と安定感抜群の守備を披露した。

ベン・ホワイト(イングランド代表/背番号4)
生年月日:1997年10月8日(23歳)

 今夏、アーセナルはクラブ史上3番目に高額となる5000万ポンド(約75億円)でベン・ホワイトを獲得した。ホワイトはパス精度とビルドアップ能力に定評があるCBで、開幕戦から前線に鋭い縦パスを入れるなど早速持ち味を発揮している。ビルドアップが不安定なロブ・ホールディングに代わってレギュラーに定着する可能性が高い。

 ボール保持時の貢献が期待できるホワイトだが、一方でフィジカルタイプのFWや1対1の守備は苦手としていて、開幕戦から守備の脆さが出でしまうシーンがいくつか見られている。前所属のブライトンでは3バックの右でプレーすることが多かったため、早く4バックに慣れることが求められるだろう。

ガブリエウ・マガリャンイス(ブラジルU-23代表/背番号6)
生年月日:1997年12月19日(23歳)

 アーセナルでは唯一、守備時に無理が利く身体能力の高いタイプのCBだ。昨夏に加入してすぐにスタメンの座を掴むと、負傷離脱した期間もあったが、公式戦32試合に出場。英語があまり得意ではないため、英語が話せた同じブラジル出身のダビド・ルイスとウィリアンの退団はややネガティブに働くかもしれない。

 今夏に行われた東京オリンピックの代表メンバーに選出されていたが、ケガの影響で不参加に。そのケガが長引いたことで開幕から欠場が続いていたが、9月の代表ウィーク明けのノリッジ戦で復帰。早速、持ち味である体を張った守備をみせており、今季もレギュラーとしての活躍が期待されている。

キーラン・ティアニー(スコットランド代表/背番号3)
生年月日:1997年6月5日(24歳)

 常に高い位置をとって積極的に攻撃参加する左SB。ドリブルで仕掛けられる選手のため、フリーでボールを受けなくても剥がして精度の高いクロスを上げることができる。昨季のウェスト・ブロム戦ではカットインから逆足の右足でゴラッソを決めて話題となった。

 懸念されるのが負傷離脱の多さだ。一昨季は肩の脱臼、昨季は膝のケガなどで離脱を余儀なくされた。これまでは本職左SBの選手がティアニーしかおらず、負傷時の人選に苦労していたが、今夏にベンフィカからヌーノ・タバレスを獲得したことで左SBの選手層の問題は解決されている。

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