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アーセナル最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。冨安健洋は定位置を掴めるか? 熾烈な争いになるポジションは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW紹介

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【写真:Getty Images】


ニコラ・ペペ(コートジボワール代表/背番号19)
生年月日:1995年5月29日(26歳)

 一昨季はプレミアリーグへの適応に苦労したニコラ・ペペだが、昨季はシーズン最終盤にゴールを量産。公式戦で16ゴールを記録するなど、クラブ史上最高額の選手に相応しい活躍を徐々に見せ始めている。

 左足のシュートと推進力のあるドリブルに特徴があるが、昨季は守備の意識が大きく高まったことで、より計算しやすい選手に成長を遂げた。利き足ではない右足の精度や周りの選手を活かすプレーなど課題も多いが、強みである積極的な仕掛けは相手チームの脅威となるだろう。

ブカヨ・サカ(イングランド代表/背番号7)
生年月日:2001年9月5日(20歳)

 18歳から主力に定着しているアーセナルの未来を担う逸材も遂に20歳となった。爆発的なスピードがあるわけではないが、体幹の強さを活かしたドリブルと周りの選手との連係から多くのチャンスを演出する選手だ。今夏に行われたユーロ(欧州選手権)には、当時アーセナルに所属していた選手で唯一イングランド代表に選出されている。

 戦術理解力が高く、どのポジションで出場しても結果を残せるのは強みだが、昨季まではチーム事情も影響し、やや便利屋に近い使われ方が多かった。今季はチームとしてもサカを1つのポジションに固定し、さらなる成長を促したいだろう。

ピエール=エメリク・オーバメヤン(ガボン代表/背番号14)
生年月日:1989年6月18日(32歳)

 スピードと決定力が武器のキャプテンが、昨季は不調に苦しんだ。18年冬にアーセナルに加入して以降、毎シーズン20ゴール以上のペースで得点を積み重ねていたが、23年夏までの新契約を結んで臨んだ昨季は、プレミアリーグで10ゴールに留まった。

 元イングランド代表ジェイミー・レドナップ氏が、「全盛期は過ぎた」とオーバメヤンのスピードが低下したことを指摘していたが、ピッチ外での出来事も不調の原因の一つだろう。昨季後半戦にオーバメヤンはマラリアに感染し、短期間で4kg痩せたことを公表している。また、新型コロナウイルスの陽性反応により今季の開幕戦を欠場するなど、万全なコンディションが整っていないことが考えられる。今季はしっかりとコンディションを整えて、チームを勝利に導く活躍に期待したい。

【了】

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