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チェルシー最新スタメン全選手紹介&フォーメーション。ルカク加入、優勝候補筆頭のベストメンバーは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW紹介

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【写真:Getty Images】



カイ・ハフェルツ(ドイツ代表/背番号29)
生年月日:1999年6月11日(22歳)

クラブ史上2度目となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に導くゴールを決めたのは、昨夏に8000万ユーロ(約99億円)の移籍金で獲得したカイ・ハフェルツであった。近年、ブンデスリーガからプレミアリーグのチームに移籍した選手は適応に苦しむ傾向にあり、ハフェルツも大苦戦したというわけではないが、フィットするには時間を要した。

より良さが発揮できるようになったのはトゥヘル体制となってからだろう。ボックス内で決定的な仕事に絡める選手で、トゥヘル監督はハフェルツを「10番と9番の間の選手」と評価。昨季は絶対的なストライカーが不在だったため最前線でも起用されたが、今季は最前線にルカクが加入に伴いシャドーストライカーのような役割が求められそうだ。

メイソン・マウント(イングランド代表/背番号19)
生年月日:1999年1月10日(22歳)

クラブの生え抜きで、ランパード前監督の秘蔵っ子が昨季のクラブ年間最優秀選手に輝いた。正確なキックやドリブル、ハードワークなど攻撃的MFに求められる能力を高水準で兼ね備える。昨季はセットプレーのキッカーとして多くのゴールをお膳立てした。

一方でオープンプレーからのチャンスクリエイトは今後の課題だろう。昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝では決勝ゴールをアシストしたが、その他の場面ではラストパスが若干ズレる傾向にあった。36試合に出場した昨季のプレミアリーグでは、オープンプレーからのアシストが「2」に留まった。トゥヘル体制となってからは改善傾向にあるため、今季オープンプレーからアシストをどれだけ積み重ねることができるのか注目したい。

ロメル・ルカク(ベルギー代表/背番号9)
生年月日:1993年5月13日(28歳)

7年ぶりに古巣復帰を果たしたルカクが早速、最前線で結果を残している。ルカクが初めてチェルシーのユニフォームに袖を通したのは2011年。しかし、トップチームの壁は分厚く、ゴールを決められず、ローン移籍を経てエバートンに完全移籍することに。その後、マンチェスター・ユナイテッドとインテルを経て、今夏にチェルシーに帰ってきた。

11年にチェルシーに加入した当時は裏抜けが得意な一方で、ボールを収めることはあまり得意ではなかった。しかし、イングランドとイタリアでのプレーを経て経験を積み、圧倒的なフィジカルを活かしたポストプレーができるように。再デビュー戦となった第2節アーセナル戦では対峙したパブロ・マリをフィジカルで圧倒。チェルシーでの嬉しい初ゴールも決めた。第4節アストン・ビラ戦では圧巻のプレーから2ゴールを決めており、昨季のチェルシーの悩みであった絶対的なストライカー不在はルカクの加入で解決された。

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