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Jリーグ 3年前

Jリーグ、審判が犯した“しくじり事件”5選。2度警告も退場なし!? あの名手にはカードを…

シリーズ:編集部フォーカス text by 小幡真一郎 photo by Getty Images

肉離れで途中交代。偽りの記事を書かれ、心身ともに傷を負う

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【イラスト:千田純生】




2005年7月23日 J1リーグ第18節(@万博)
主審:柏原丈二、副審:南浩二(長谷忠志)・石川恭司、4審:長谷忠志

 前半途中、副審1を務めていた南氏がオフサイドを見極めようとランニングスピードを上げた際、ふくらはぎに肉離れを起こし、ハーフタイムで4審の長谷氏と交代。翌朝のスポーツ紙には、交代の経緯が「主審に従わなかったため、南副審が後半から交代させられた」と誤った記載がされるなど、南氏にとっては散々な結果に。当時はオフサイドに関する競技規則の変更があり、オフサイドポジションにいる選手にパスが出ても、その選手がボールに触る地点まで走り、状況を見極めて対応することになっていた。競技規則の変更が肉離れを引き起こす原因になったのかもしれない。

しくじり審判 失敗から学ぶサッカー審判の教科書

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≪書籍概要≫
【発行】株式会社カンゼン
【発売日】2021/10/15

先人たちの失敗を知り、理解することは
自分自身の成長につながる

プロスポーツはシビアな世界です。
勝った選手やチームは称賛され、負ければ罵声を浴びることが常です。

批判されるのは、何もプレイヤーだけの話ではありません。
ときに、試合(ゲーム)を司る役割である“審判”も批判に晒されることがあります。
いや、審判はほとんど称賛されることがない中で、批判は集中しやすい損な役回りだと言えます。

本書はJリーグ草創期を知るサッカー審判たちの奮闘記です。

Jリーグが開幕したばかりだからこそ起きた
海外のスター選手とのマル秘エピソードや
グラスルーツで審判をする方でも思わず共感してしまうような
“うっかりミス”などが掲載されています。

先人たちが犯した“ミス”を知ることで
審判としての実技レベルが向上することをコンセプトとした
これまでになかったサッカー審判の教科書です。

さらには、サッカーを観る人やプレーする人たちにとっても
「審判から見えるサッカー」を知ることで、サッカーというゲームに対して
より理解が深まることでしょう。

先人たちのマル秘エピソードに笑い、そして学べ!

詳細はこちらから

【了】

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