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Jリーグ 3年前

Jリーグ、審判が犯した“しくじり事件”5選。2度警告も退場なし!? あの名手にはカードを…

シリーズ:編集部フォーカス text by 小幡真一郎 photo by Getty Images

バレーボールのブロック!? FKでの明らかなハンドを見逃す

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【イラスト:千田純生】




1994年3月5日 ゼロックススーパーカップ(@国立)
V川崎 2-1 横浜F
主審:小幡真一郎、副審:大野辰巳、福田寛、4審:砂川恵一

 93年のJリーグ覇者V川崎と同年度の天皇杯を制した横浜Fによる一戦。2-1でV川崎がリードする終盤に横浜Fが直接FKを獲得。主審の小幡氏は、FKの名手であったエドゥーのキックを警戒し、ゴール前の状況を注視していた。それが落とし穴となり、バレーボールのスパイクブロックのような「誰がみても明らかに意図的なハンド」を見逃してしまったのだ。小幡氏は、数日後に発売された週刊誌の写真によってハンドの状況を改めて目にすることになった。

しくじり審判 失敗から学ぶサッカー審判の教科書

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≪書籍概要≫
【発行】株式会社カンゼン
【発売日】2021/10/15

先人たちの失敗を知り、理解することは
自分自身の成長につながる

プロスポーツはシビアな世界です。
勝った選手やチームは称賛され、負ければ罵声を浴びることが常です。

批判されるのは、何もプレイヤーだけの話ではありません。
ときに、試合(ゲーム)を司る役割である“審判”も批判に晒されることがあります。
いや、審判はほとんど称賛されることがない中で、批判は集中しやすい損な役回りだと言えます。

本書はJリーグ草創期を知るサッカー審判たちの奮闘記です。

Jリーグが開幕したばかりだからこそ起きた
海外のスター選手とのマル秘エピソードや
グラスルーツで審判をする方でも思わず共感してしまうような
“うっかりミス”などが掲載されています。

先人たちが犯した“ミス”を知ることで
審判としての実技レベルが向上することをコンセプトとした
これまでになかったサッカー審判の教科書です。

さらには、サッカーを観る人やプレーする人たちにとっても
「審判から見えるサッカー」を知ることで、サッカーというゲームに対して
より理解が深まることでしょう。

先人たちのマル秘エピソードに笑い、そして学べ!

詳細はこちらから

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