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セリエA 3年前

ミランの勢いが止まらない! イブラヒモビッチ先発による“不安”を露呈も、4得点勝利できた理由は?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

セリエA第9節、ボローニャ対ミランが現地時間23日に行われ、2-4でアウェイチームが勝利している。一時は2-0から2-2にされるなど守備面で苦労したミランだが、最終的には相手を突き放すことに成功した。その理由は。(文:小澤祐作)

早い時間で数的優位に

ミラン
【写真:Getty Images】

 前節のエラス・ヴェローナ戦では先に2点を奪われるなど最悪なスタートを切ってしまったミランだが、今回のボローニャ戦で同じ過ちを犯すことはなかった。

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 立ち上がりから両者ともに攻守の切り替えを素早く行うなど強度の高い展開となる中、ミランは16分にカウンターからラファエル・レオンが得点。早くも1点リードを得ることに成功した。

 そのわずか4分後には、ボローニャDFアダマ・スマオロが決定機を阻止したとして一発退場を命じられる。この判定は少し厳しい気もしたが、いずれにせよミランは残り約70分間を数的優位な状況で過ごすことが可能となった。

 一人少なくなったボローニャは陣形を3-4-2-1から4-3-2にチェンジしている。それに対しミランは相手のシステム上マークを受けにくいサイドバックにボールを集め、ゆったりと動かしながら着実に敵陣へ侵入。この日先発復帰を果たしたズラタン・イブラヒモビッチを中心に、何度かボローニャを脅かした。

 そして35分、左サイドからフォデ・バロ=トゥーレがクロスを上げると、こぼれ球をダビデ・カラブリアが豪快にミドルシュート。これが相手に当たってゴールへと吸い込まれ、ミランは前半だけで2点リードを奪うことに成功した。

 しかし、このまま勝ち点3へ一直線に走るかと思われたが、後半に入ると一人少ないボローニャに2点を献上。まさかの同点に追いつかれたのである。その原因は、一体どこにあったのだろうか。

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