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アルゼンチン代表メンバーって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? 28年ぶりの南米王者に輝いた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF紹介

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【写真:Getty Images】



ナウエル・モリーナ(ウディネーゼ/イタリア)
生年月日:1997年12月2日(23歳)
アルゼンチン代表成績:11試合0得点1アシスト

 今夏にアシュラフ・ハキミの後釜を探していたインテルやジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマからの興味が噂された期待の若手サイドバックだ。アルゼンチン代表デビューは今年6月4日のことだったが、その数日後に開幕したコパ・アメリカ2021ではさっそく主力としてプレー。FIFAワールドカップカタール2022・南米予選でもスタメン起用が続くなど、早くも指揮官の信頼を掴んだようだ。

 非凡なスピードと豊富な運動量、また南米出身選手らしい足元の技術力を兼ね備えており、積極果敢に前線へ飛び出しては攻撃に深さと幅をもたらすプレーを得意としている。一方で集中力を欠いてしまったり、1対1の場面で簡単に足を出してかわされてしまうこともしばしば。ここは改善が必要なポイントとなっている。ちなみに大好物はパスタとハムなのだそうだ。

クリスティアン・ロメロ(トッテナム/イングランド)
生年月日:1998年4月27日(23歳)
アルゼンチン代表成績:8試合1得点0アシスト

 昨季はアタランタでハイパフォーマンスを披露し続け、見事セリエAの最優秀DF賞を受賞。そして今夏にはトッテナムへのステップアップを掴み取ることに成功するなど、近年の成長ぶりが著しいセンターバックの大器だ。すでにアルゼンチン代表でも主力の座に君臨しており、コパ・アメリカ2021にも出場。怪我の影響でピッチに立てたのは3試合に留まったが、いずれも無失点に貢献していた。

 身長185cm・体重79kgという申し分ない体格を誇っていて、そこから繰り出されるパワーを活かしたアグレッシブな守備で相手FWを封じることが得意。攻撃的な守備をベースとするアタランタではそのスタイルがハマり、高評価を得ることへ繋がっていた。しかし、足元の技術は凡庸。また本人も自覚している通りカードを貰うことが多いため、監督によって好き嫌いがハッキリ分かれるタイプだ。

ニコラス・オタメンディ(ベンフィカ/ポルトガル)
生年月日:1988年2月12日(33歳)
アルゼンチン代表成績:85試合4得点2アシスト

 今年で33歳となったベテランセンターバック。アルゼンチン代表デビューは2009年のことで、これまで3度のワールドカップ出場、5度のコパ・アメリカ出場などを誇ってきた。現在の代表指揮官リオネル・スカローニの元でもレギュラーという立場に変わりはなく、リオネル・メッシらと共に経験豊富なメンバーの一人としてチームをサポート。自身4度目となるW杯出場を目指している。

 身長183cmとCBとしては小柄な部類に入るかもしれないが、フィジカルコンタクトの強さはワールドクラス。そのサイズからは想像できないほどエアバトルにも強いため、セットプレー時には大きな得点源となることが可能だ。一方でビルドアップ時に軽率なミスで失点を招いたり、不用意な飛び出しから入れ替われたり、危険なファウルを犯すことが多々あるなど安定感には課題が。

マルコス・アクーニャ(セビージャ/スペイン)
生年月日:1991年10月28日(29歳)
アルゼンチン代表成績:37試合0得点4アシスト

 セビージャに所属する29歳のレフティー。豊富な運動量と非凡なテクニックを大きな持ち味としており、身長172cmながらフィジカルに強くドリブルでの推進力にも長ける。やや荒さはあるが、1対1の激しさも特徴的だ。本職は左サイドハーフで、アルゼンチン代表デビュー当初は同ポジションでの出番がほとんどだったが、今ではサイドバックとしての姿が完全に定着している。

 今夏のコパ・アメリカ2021では母国の優勝に貢献。決勝では試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、真っ先に主将リオネル・メッシの元へと駆け寄った。その姿が撮影された一枚を気に入ったようで、携帯の背景を子供からその写真に変更したそう。それを知った妻のマリア・ジュリアさんは「彼は子供の写真を外してこの写真を設定した。間違っているけど…そこまで間違っていないわね」とコメント。

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