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アルゼンチン代表メンバーって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? 28年ぶりの南米王者に輝いた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF紹介

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【写真:Getty Images】



レアンドロ・パレデス(パリ・サンジェルマン/フランス)
生年月日:1994年6月29日(27歳)
アルゼンチン代表成績:40試合4得点5アシスト

 パリ・サンジェルマン(PSG)では放出候補の一人とみられているものの、アルゼンチン代表ではコンスタントに出場を重ねている。派手さはないが長短を織り交ぜたパスでゲームメークする能力は高く、時に相手を激昂させるほどの厳しいコンタクトプレーにも定評がある。ただ、軽いディフェンスをみせたり、好不調の波が非常に激しかったりと、ウィークポイントも多い存在だ。

 アルゼンチン代表デビューは2017年に果たしているが、ロシアワールドカップメンバーには残念ながら入ることができなかった。それでも、大会終了後に主力に定着し、今夏に行われたコパ・アメリカ2021では優勝に貢献。FIFAワールドカップカタール2022・南米予選でもリオネル・スカローニ監督によるスタメン起用が続いている。自身初のW杯出場へ、このままポジションを維持できるか。

ロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード/スペイン)
生年月日:1994年3月24日(27歳)
アルゼンチン代表成績:34試合2得点3アシスト

 今季よりアトレティコ・マドリードに所属する27歳のMF。足元のテクニック、パス、ドリブルのすべてをハイレベルに兼ね備えているなどオフェンスセンスが抜群で、とくにチャンスメーク能力に関しては際立ったものがある。また、これまでのプロキャリアにおいて負傷による長期離脱をしたことがないなど、非常にタフな一面も。指揮官にとっては計算しやすい選手と言えるだろう。

 ロシアワールドカップ後にアルゼンチン代表デビューを果たしており、以降は主力メンバーの一人としてピッチに立ち続けている。今夏に行われたコパ・アメリカ2021では6試合に出場し、ファイナルでは決勝ゴールをアシストするなどタイトル獲得に貢献した。その決勝戦の後、宿敵ブラジルを揶揄する歌を口にしようとした瞬間、主将リオネル・メッシに「ノー、ノー」と止められた。

アンヘル・ディ・マリア(パリ・サンジェルマン/フランス)
生年月日:1988年2月14日(33歳)
アルゼンチン代表成績:116試合21得点23アシスト

 アルゼンチン代表における重鎮プレーヤーの一人。2008年、当時20歳でのデビューから現在に至るまで、実に116試合出場を誇ってきた。今夏のコパ・アメリカ2021では不発が続いていたものの、ブラジル代表とのファイナルで鮮やかなループシュートを決めるなど最後の最後で大仕事。「多くの人にもうタイトルは獲れないと言われた」が、自身5度目の挑戦でようやくトロフィーを勝ち取った。

 今年で33歳とベテランの域にいるものの、足元のテクニックはまったくと言っていいほど錆びついておらず、ピッチ上で違いを生み出し続けている。何より最大の魅力は自ら決定的な仕事を果たすこともできれば、リオネル・メッシなどといった主役を引き立てる脇役もハイレベルに務められること。アルゼンチン代表がより高みを目指す上で、まだまだ必要な戦力であることは間違いない。

ジオバニ・ロ・チェルソ(トッテナム/イングランド)
生年月日:1996年4月9日(25歳)
アルゼンチン代表成績:34試合2得点9アシスト

 所属するトッテナムではなかなか試合に絡めていないのが現状だが、持っている能力は確かなものがある。とにかく足元の技術が高く、ボールを引き出しては淡々とパスを捌いたり、吸い付くようなドリブルでゴールに向かって仕掛けられるなど、攻撃に可能性をもたらすプレーが得意。また、センターポジションとサイドポジションの両方を高質に担えるなど、万能性も魅力の一つとなっている。

 アルゼンチン代表では2017年のデビュー当初から主力としてプレーも、ロシアワールドカップでは出番なしという悔しさを味わった。それでも、大会終了後に就任したリオネル・スカローニ監督の元では再び主力としてプレー。試合ごとにウイングとインサイドハーフで使い分けられているなど信頼の高さは明らかで、来年のカタールワールドカップに向け今のところ視界は良好だ。

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