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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング21位~25位。ヴェンゲル称賛も出番なし。アーセナルに籍を置いただけだったのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

23位:一応移籍はしたのだが…

浅野拓磨
【写真:Getty Images】



FW:浅野拓磨(日本代表/ボーフム)
生年月日:1994年11月10日(26歳)
クラブ:サンフレッチェ広島→アーセナル
移籍日:2016年7月18日(当時21歳)
移籍金:400万ユーロ(約4.8億円)

 三重の四日市中央工業高校でエースとして活躍し、全国高校サッカー選手権では得点王に輝いたこともある浅野拓磨。その同選手はプロキャリアスタートの地となったサンフレッチェ広島でも存在感を示し、2015年にはベストヤングプレーヤー賞を受賞。2016シーズンからは10番を背負った。

 そんな浅野が欧州移籍を決断したのは2016年夏のことなのだが、新天地は誰も予想していない場所だった。なんと、イングランドの名門アーセナルである。当時のアーセン・ヴェンゲル監督は「タクマは非常に才能がある若いストライカーで、(クラブの)未来を担う将来有望な一人」とコメント。アーセナルは400万ユーロ(約4.8億円)という移籍金を費やすことになった。

 しかし、浅野はイングランドでの労働許可が得られず、すぐにシュツットガルトへレンタル。その後ハノーファーへの期限付きで移籍も経験した。そして、2019年にパルチザンへ完全移籍。結局、アーセナルのユニフォームを着てピッチに立つことは一度もなかったのである。

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