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日本代表 2年前

日本代表、ベトナム代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。堂安律が復帰、前節からの変更は…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部

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1007-酒井
【写真:Getty Images】



酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:68試合1得点

 東京五輪後に浦和レッズに合流し、ほとんどオフがない状態で臨んだ9月のオマーン代表戦では疲労の色を隠せなかった。オーバーワークが考慮され、中国代表戦を前にチームを離脱した。休養後、所属クラブに合流すると驚異の鉄人ぶりでスタメン出場。3日に行われた川崎フロンターレ戦では、今季2点目を決めている。

 攻撃面では果敢なオーバーラップからの高速クロスでチャンスメイク。守備面でもリーグ1やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でスター選手を抑えてきた対人の強さで、右サイドを封鎖する。攻守両面で奮闘し右サイドを支配する酒井の実力と経験は、日本代表に必要不可欠。

 先月行われたサウジアラビア代表戦ではなかなか攻撃に参加出来ず、存在感を発揮できなかったが、オーストラリア代表戦では粘り強い守備で右サイドを封鎖。勝利に大きく貢献した。3日に行われた川崎フロンターレ戦で負傷し、次節の鹿島アントラーズ戦を欠場したが、9日に行われたハノイでのトレーニングをこなしている。11日に行われるベトナム代表戦は変わらず酒井がスタメンとなるだろう。

1007-吉田
【写真:Getty Images】

吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
生年月日:1988年8月24日
日本代表通算成績:111試合11得点

 日本代表のキャプテンであり守備の要の吉田麻也は、ここまでアジア最終予選全試合にフル出場。セリエAでも開幕から全試合フル出場している吉田は、インテルとユベントスから得点を挙げる活躍で攻守に貢献している。

 対人と空中戦の両面で強さを見せる吉田は、前線へのロングフィードも高精度。試合終盤やセットプレー時にはターゲットマンとなり、得点を決める。ここまでアジア最終予選全試合に出場し、安定したパフォーマンスを見せていたが、サウジアラビア代表戦では失点に関与。ワンチャンスをものにされてしまった。

 しかし、守備の要として君臨する吉田は、オーストラリア代表戦では決勝点に繋がる見事なロングパスで、試合終盤に日本代表を勝利に導いた。アジア最終予選は9月、10月と2試合ずつ行っているが、いずれも初戦を落としている。11日行われるベトナム代表戦ではチームの気を引き締め、日本代表に勢いをつける勝利を勝ち取ってほしい。

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【写真:Getty Images】

冨安健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日
日本代表通算成績:26試合1得点

 2019年に移籍したボローニャでイタリア中にその名を轟かせた冨安健洋には今夏、多くのオファーが殺到した。その中からイングランドの名門、アーセナル移籍を決断。加入後すぐにスタメン出場を果たすと、開幕から3連敗していたチームの守備を安定させ、リーグ戦8戦無敗に貢献している。

 CBとSBでプレーできる冨安は、粘り強い守備が持ち味で、両足ともに正確なロングフィードを蹴ることができる。さらに、果敢なオーバーラップからのチャンスメイクやピッチ中央でビルドアップに加われる現代型のDFだ。敗北したオマーン代表戦は移籍の関係により欠場したが、中国代表戦では安定した守備で無失点に貢献した。

 サウジアラビア代表戦は敗戦こそしたが、冨安は対人戦、カバーリング、ビルドアップのすべてが完璧。唯一高評価できる選手だった。オーストラリア代表戦でも、終始相手FWを封じて勝利に貢献。厳しい戦いとなるアウェイでのベトナム戦でも、完璧なパフォーマンスで相手を完封する活躍を見せてくれるはずだ。

1007-長友
【写真:Getty Images】

長友佑都(FC東京)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:129試合4得点

 昨季、酒井宏樹も所属したマルセイユでリーグ戦25試合に出場した長友佑都は、シーズン終了後に退団。退団後は無所属となっていたが、9月、11年ぶりのJリーグ復帰を決断し、古巣であるFC東京へ加わった。復帰後はリーグ戦7試合連続でフル出場。35歳になってなお、最前線で戦い続けているが、6日に行われた横構F・マリノス戦では8-0の歴史的大敗を喫した。

 インテルやマルセイユなど名だたる欧州クラブに在籍し、長きに渡り日本代表でも活躍する長友の経験値は、若手選手たちに多くのものをもたらす。ベテランとなり、全盛期に比べてパフォーマンスは落ちているが、左SBは今も不動のまま。オマーン代表戦では失点に絡む形となったが、中国代表戦では無失点での勝利に貢献した。

 サウジアラビア代表戦は失点に関与していないものの、攻守で満足いく活躍は出来ずに敗戦。だが、オーストラリア代表戦では南野が作ったスペースを果敢に攻め上がり、左サイドからの攻撃に厚みを持たせた。ベテランとなってなお、左サイドバックを不動のものにしている長友は、11日に行われるベトナム戦でもスタメンとなるだろう。

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