8失点を喫したばかりの長友佑都は…
GKはアジア最終予選全試合でゴールマウスを守ってきている権田修一で問題ないだろう。
右サイドバックはこれまで酒井宏樹がファーストチョイスだったが、直近のリーグ戦を欠場しているなど決して状態が良いとは言えないため、ここは川崎フロンターレのJ1制覇に貢献した山根視来を推す。攻める時間も長くなると思われる中、同選手の攻撃力も活きてくるだろう。
センターバックは川崎Fの堅守を支えた谷口彰悟、そしてズウォレ所属の中山雄太だ。前者のビルドアップ能力は特筆すべきものがあり、安定感に期待できる。後者はクラブでもSB起用がメインとなっているが、キャリアを振り返るとCBの経験値が多い。やりづらさを感じることは少ないはずだ。
左SBは長友佑都が現状1番手だが、8失点を喫した直近のリーグ戦をみても不安の残る部分があるのは事実。そこで、代表初招集の旗手怜央をスタメンに抜擢してもいいのではないか。ここで同選手が力を示すことができれば、日本代表にとってのメリットは非常に大きい。
アンカーには遠藤航。日本代表でもシュツットガルトでも高い稼働率を誇っているが、チーム状況的にもうひと頑張りしてほしいところだ。
インサイドハーフは先月のオーストラリア代表戦で勝利の立役者となった田中碧、そして柴崎岳。前者は日本代表のこれからを担える存在であることは間違いなく、ここで起用しない理由はあまり見当たらないと言えるだろう。
柴崎はサウジアラビア代表戦で低パフォーマンスに終始し、批判の的に。日本代表での序列も今や決して高いとは言えない。しかし、ボランチではなくインサイドハーフ、それも攻撃の時間が多くなると想定される試合では彼の非凡なパスセンスといった持ち味が活きる可能性は高い。守田の状態を考えても、先発起用はあり得るだろう。