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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング71位~75位。スペイン移籍がまさかの失敗に…W杯直前にJリーグへと復帰したのは…

text by 編集部 photo by Getty Images

74位:日本代表不動の右SB

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【写真:Getty Images】



DF:酒井宏樹(日本代表/浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日(31歳)
クラブ:柏レイソル→ハノーファー
移籍日:2012年7月1日(当時22歳)
移籍金:120万ユーロ(約1.4億円)

 U-15から柏レイソルでプレーしていた酒井宏樹は、09年にトップチームに昇格を果たした。10年にプロデビューを飾ると、翌11年には右SBのレギュラーに定着。J1で9アシストと持ち前の精度の高い攻撃参加でチームのリーグ優勝に大きく貢献した。また、11年10月には21歳の若さで日本代表に初選出されている。

 12年7月に複数クラブとの争奪戦の末にドイツ、ブンデスリーガに所属するハノーファーへ120万ユーロ(約1.4億円)の移籍金で完全移籍を果たす。その直後に行われたロンドンオリンピックにも出場し、左足首の負傷があった中でも4試合に出場した。

 ハノーファーがキャリア初の海外移籍となった酒井は、加入初年度こそ適応に苦しんだが、2年目からは主力選手に定着。14年夏には清武弘嗣が、16年冬には山口蛍がハノーファーに加入し、日本代表選手が同時期に3人所属するという珍しい事態が発生した。しかし、チームは2015/16シーズン終了時に2部へと降格してしまい、酒井は契約満了に伴いフリーでマルセイユへと移籍した。

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