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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング76位~80位。能力は間違いないのに…世界屈指の名門で苦しむ逸材は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

79位:更なる成長が楽しみなMF

奥川雅也
【写真:Getty Images】



MF:奥川雅也(日本/ビーレフェルト)
生年月日:1996年4月14日(25歳)
クラブ:ザルツブルク→ビーレフェルト
移籍日:2021年7月1日(当時25歳) ※完全移籍へ移行
移籍金:100万ユーロ(約1.2億円)

 京都サンガF.C.のアカデミー出身である奥川雅也は、2014年4月に2種登録選手としてトップチームに登録。そして、同年9月に2015シーズンからトップチームに正式昇格することが発表されていた。しかし、奥川が京都のトップチームで過ごした時間はごくわずかに。2015年6月、オーストリアのザルツブルクへと完全移籍したのである。

 10代で海外へ渡った奥川はザルツブルクのセカンドチームにあたるFCリーフェリングやマッテルスブルク、ドイツのホルシュタイン・キールなどへレンタル移籍し経験を積んだ。そして2019年にザルツブルクへ復帰すると、主力としてプレー。2019/20シーズンのブンデスリーガでは23試合で9得点6アシストという成績をマークしていた。

 その奥川は今年1月、ビーレフェルトへのレンタル移籍を決断。加入後間もなくして出場機会を得ると、シーズン終了後には100万ユーロ(約1.2億円)での完全移籍を掴み取ることになった。今季も主力としてプレーしており、まずまずのペースでゴールやアシストを生み出している。

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